2007年12月11日
虹の色は何色?7色?3色?12色?
「そのリンゴは赤いのか?」を書いたら、思いのほか、いろいろな方から色々なご意見をいただきました。ありがたくも、「続きがたのしみ」というご期待のコメントが多かったので、何とかがんばって続きを書いてみようと思います。けど、あくまで「あーでもないこーでもない、と一人で思索にふけったあげくのたわ言」ですから・・・あんまり期待しないでくださいね。
「赤さ」ってなんだ?・・・というより「赤」ってなんだ?・・・そんな疑問を持ちながら、出席日数をクリアするためだけに出た大学の講義で、ある興味深い話を聞きました・・・今回はそのお話。
「虹の色は何色か?」(何種類の色があるか?)
以下、私が「思ったこと」と、講義で教授が「しゃべったこと」
私 :「そりゃ7色だろ?」
教授:「みなさん、7色だと思いましたよね?」
私 :「・・・その先、何を言いたいんだ?・・・フワァァ~ァっと、眠いのぉ・・・」
教授:「けど、それは日本人だからですね。世界中調べると、虹の色は7色じゃないことがわかるんです。」
私 :「・・??なんだって?」
教授:「ある民族は虹の色を3色としか認識できないし、またある民族は12色だと言うんです。有名なところではアメリカでは日常的に虹の色は6色ですしね」
私 :「オイオイ・・・そりゃアフリカとか南米とか、そういうぜんぜん違う地域の話だろ?7色を細かく分けりゃ、そりゃ12色にもなるし、ムチャクチャおおざっぱにまとめれば3色にだってなるぜ・・・それが哲学と何の関係があるんじゃ?」
教授:「今、哲学と虹の色と、何の関係が・・・?と思った人、いるでしょ?」
私 :「ドキッッ!」
教授:「でも、よく考えてみてくださいね。虹の色を3色だといっている人は、7つの色に見えるものを、まとめて3つにしてるわけじゃあないんですよ。本当に3つの色にしか見えないんです。」
私 :「・・・」
教授:「12色だといっている民族も、7つの色を、細かく分けてムリヤリ12色だといってるんじゃないんです。彼らには本当に12種類の色に見えるんです。」
その教授いわく
虹の色を3色としか認識できない民族が色弱の民族かというとそうではないのだそうです。気候風土や文化・歴史などの影響で、鮮やかな赤・青・黄色のような色を細かく識別する必要がまったくない民族だから虹の色を見ても3色にしか見えないのだそうです。けれども、この民族、逆に土や泥、岩の色については、日本人の知っている色の名前では表現しきれないほどの多くの区別をするそうです。(たぶん遠い昔から、その民族が生きていくには、土の色や泥・岩の色を事細かに観察しないと危険を予測できないとか、農作業とか狩りみたいな生きていく上の大切な作業の中で必要だったとか、そういうことなんだろうと思います。)
教授:「モノの色がどんな風に見えるか?は、民族の違い、気候風土の違い、歴史の違い、もっというと自然観・世界観の違いで異なってくるともいえるんです。」
私 :「リンゴと紅葉が同じ種類の赤に見えた俺・・・違うといったA・・・」
教授:「自分の生きている世界・自然をどんな風に捉え、どんな環境で生きるかで、色ひとつとってもまったく違う認識になる。人間って不思議、と思うのと同時に、この世界がどんな風にできているか、考えることって面白い、と思いませんか?」
そんな言葉で、その時の講義は終わったと思います。
その講義の後何日も、Kissyは「虹の色の認識の違い」と「リンゴと紅葉の色の議論」で頭の中がグルグル、グルグル、いつもの数倍の回転数で回っていました。
そんな、答えのアテもない事をグルグルと考えているうちに、少し次元の違う疑問がわいてきたのです。
「色」ってなんだ?
単に唐突にそういわれると「・・・この人、なに言っちゃってんの?」と変に思われかねない。
けれども、こんな風に考えたあげくにたどり着くと、素朴だけれども、とっても不思議な疑問。
「色って何?」
こんな風に湧き出てきた疑問をそのまんま、大学の卒論にしてしまいました。それが前回の初めに書いた「色彩論」について。
今回はここまでです。
この先をもう少しまとめて、また書いてみようと思います。
ところで、学生当時、この話を同じゼミの1つ下の後輩にとうとうと話したことがあったのですが、そいつ(・・・そいつ呼ばわりしていいんです)は、この話を聞いた後私にニヤニヤしながら、こういうことを言ったのです。
後輩:「Kissy先輩、その話面白いですね。」
私 :「だろ?そう思うだろ?」
後輩:「同じ色を見て、赤いという人もいれば橙だという人もいる・・・面白い!」
私 :「そうなんだ、そうなんだよなあ!」
後輩:「それ、同じ議論でネタを変えるともっと面白いですよ。」
私 :「?」
後輩:「同じ事をしても、ある人と別の人では受け取り方が違う」」
私 :「・・・?」
後輩:「俺、「エロってなんだ?」ってタイトルで来年卒論書きますよ(笑)」
・・・っくぉんのぉ~~~!!人が真剣にしゃべってんのにぃ~~・・・
チャンチャン。
この話をした日、そいつに飲み代をぜんぶ払わせました。
追記:
哲学に詳しい方々、私べつに哲学論争したいわけじゃあありませんので、専門的なツッコミはご勘弁ください。落ちこぼれ哲学生なので・・・。
「赤さ」ってなんだ?・・・というより「赤」ってなんだ?・・・そんな疑問を持ちながら、出席日数をクリアするためだけに出た大学の講義で、ある興味深い話を聞きました・・・今回はそのお話。
「虹の色は何色か?」(何種類の色があるか?)
以下、私が「思ったこと」と、講義で教授が「しゃべったこと」
私 :「そりゃ7色だろ?」
教授:「みなさん、7色だと思いましたよね?」
私 :「・・・その先、何を言いたいんだ?・・・フワァァ~ァっと、眠いのぉ・・・」
教授:「けど、それは日本人だからですね。世界中調べると、虹の色は7色じゃないことがわかるんです。」
私 :「・・??なんだって?」
教授:「ある民族は虹の色を3色としか認識できないし、またある民族は12色だと言うんです。有名なところではアメリカでは日常的に虹の色は6色ですしね」
私 :「オイオイ・・・そりゃアフリカとか南米とか、そういうぜんぜん違う地域の話だろ?7色を細かく分けりゃ、そりゃ12色にもなるし、ムチャクチャおおざっぱにまとめれば3色にだってなるぜ・・・それが哲学と何の関係があるんじゃ?」
教授:「今、哲学と虹の色と、何の関係が・・・?と思った人、いるでしょ?」
私 :「ドキッッ!」
教授:「でも、よく考えてみてくださいね。虹の色を3色だといっている人は、7つの色に見えるものを、まとめて3つにしてるわけじゃあないんですよ。本当に3つの色にしか見えないんです。」
私 :「・・・」
教授:「12色だといっている民族も、7つの色を、細かく分けてムリヤリ12色だといってるんじゃないんです。彼らには本当に12種類の色に見えるんです。」
その教授いわく
虹の色を3色としか認識できない民族が色弱の民族かというとそうではないのだそうです。気候風土や文化・歴史などの影響で、鮮やかな赤・青・黄色のような色を細かく識別する必要がまったくない民族だから虹の色を見ても3色にしか見えないのだそうです。けれども、この民族、逆に土や泥、岩の色については、日本人の知っている色の名前では表現しきれないほどの多くの区別をするそうです。(たぶん遠い昔から、その民族が生きていくには、土の色や泥・岩の色を事細かに観察しないと危険を予測できないとか、農作業とか狩りみたいな生きていく上の大切な作業の中で必要だったとか、そういうことなんだろうと思います。)
教授:「モノの色がどんな風に見えるか?は、民族の違い、気候風土の違い、歴史の違い、もっというと自然観・世界観の違いで異なってくるともいえるんです。」
私 :「リンゴと紅葉が同じ種類の赤に見えた俺・・・違うといったA・・・」
教授:「自分の生きている世界・自然をどんな風に捉え、どんな環境で生きるかで、色ひとつとってもまったく違う認識になる。人間って不思議、と思うのと同時に、この世界がどんな風にできているか、考えることって面白い、と思いませんか?」
そんな言葉で、その時の講義は終わったと思います。
その講義の後何日も、Kissyは「虹の色の認識の違い」と「リンゴと紅葉の色の議論」で頭の中がグルグル、グルグル、いつもの数倍の回転数で回っていました。
そんな、答えのアテもない事をグルグルと考えているうちに、少し次元の違う疑問がわいてきたのです。
「色」ってなんだ?
単に唐突にそういわれると「・・・この人、なに言っちゃってんの?」と変に思われかねない。
けれども、こんな風に考えたあげくにたどり着くと、素朴だけれども、とっても不思議な疑問。
「色って何?」
こんな風に湧き出てきた疑問をそのまんま、大学の卒論にしてしまいました。それが前回の初めに書いた「色彩論」について。
今回はここまでです。
この先をもう少しまとめて、また書いてみようと思います。
ところで、学生当時、この話を同じゼミの1つ下の後輩にとうとうと話したことがあったのですが、そいつ(・・・そいつ呼ばわりしていいんです)は、この話を聞いた後私にニヤニヤしながら、こういうことを言ったのです。
後輩:「Kissy先輩、その話面白いですね。」
私 :「だろ?そう思うだろ?」
後輩:「同じ色を見て、赤いという人もいれば橙だという人もいる・・・面白い!」
私 :「そうなんだ、そうなんだよなあ!」
後輩:「それ、同じ議論でネタを変えるともっと面白いですよ。」
私 :「?」
後輩:「同じ事をしても、ある人と別の人では受け取り方が違う」」
私 :「・・・?」
後輩:「俺、「エロってなんだ?」ってタイトルで来年卒論書きますよ(笑)」
・・・っくぉんのぉ~~~!!人が真剣にしゃべってんのにぃ~~・・・
チャンチャン。
この話をした日、そいつに飲み代をぜんぶ払わせました。
追記:
哲学に詳しい方々、私べつに哲学論争したいわけじゃあありませんので、専門的なツッコミはご勘弁ください。落ちこぼれ哲学生なので・・・。
Posted by kissy(岸本圭史) at 20:00│Comments(19)
│そのリンゴは赤いのか?
この記事へのコメント
こんばんわw
哲学のお話だったのですね@@
「虹」は、どこから始まっているのでしょう?
答え;始まりはありません。
「虹」は、実は円なのです。
でも、見る時は円には見えません。。
真実は、想像することでしか、そこに存在しない。。。
想像、創造できるのか、どうか。
「愛」みたいですね^^
哲学のお話だったのですね@@
「虹」は、どこから始まっているのでしょう?
答え;始まりはありません。
「虹」は、実は円なのです。
でも、見る時は円には見えません。。
真実は、想像することでしか、そこに存在しない。。。
想像、創造できるのか、どうか。
「愛」みたいですね^^
Posted by あいざわ at 2007年12月11日 21:38
あいざわさん、コメントありがとうございます。
「哲学」・・・というと専門の方は「きちんとした過去の論証に基づいて厳密に論議する」ことだという方が多いので・・・そういう意味では私のは「哲学」じゃありません。けど、ひとつの事柄について、いろいろな角度から色々な考えをめぐらせる、という広い意味では「哲学」かもしれませんね。
けど、いわゆる小難しい「哲学」というイメージではなく、あれやこれやと、実際の人生経験に基づいて考えた・・・そういうことをまとめてみたい、と思ったんですよね。
見える虹は「半円」けれども実際の形は「円」・・・じゃあ本当の虹はどっち?見えるほう?見えないけど「円」のほう?
そんなことをとりとめもなく考えるのも、たまには悪くないなぁ、と思いながら書いています。
「哲学」・・・というと専門の方は「きちんとした過去の論証に基づいて厳密に論議する」ことだという方が多いので・・・そういう意味では私のは「哲学」じゃありません。けど、ひとつの事柄について、いろいろな角度から色々な考えをめぐらせる、という広い意味では「哲学」かもしれませんね。
けど、いわゆる小難しい「哲学」というイメージではなく、あれやこれやと、実際の人生経験に基づいて考えた・・・そういうことをまとめてみたい、と思ったんですよね。
見える虹は「半円」けれども実際の形は「円」・・・じゃあ本当の虹はどっち?見えるほう?見えないけど「円」のほう?
そんなことをとりとめもなく考えるのも、たまには悪くないなぁ、と思いながら書いています。
Posted by kissy at 2007年12月12日 08:50
おもしろい!! なるほど・そうかぁ!! の連続★
とっても興味深く拝見しました♪
そうかっっ・・そうなんですよねっっ!!
でもホント・・色って何なんでしょう・・
光との関係や色彩区分や心理に与える影響や・・
考えだしたら私もループにハマっちゃいそう~
でも・たまにはイイですよね。(^▽^)
・・・・「エロってなんだ?」にもココロ惹かれるモノがありますねぇ。笑
とっても興味深く拝見しました♪
そうかっっ・・そうなんですよねっっ!!
でもホント・・色って何なんでしょう・・
光との関係や色彩区分や心理に与える影響や・・
考えだしたら私もループにハマっちゃいそう~
でも・たまにはイイですよね。(^▽^)
・・・・「エロってなんだ?」にもココロ惹かれるモノがありますねぇ。笑
Posted by じゅりん
at 2007年12月12日 09:56

じゅりんさん、ありがとうございます。
ホント、考え始めたら、キリがないですよね~。
でも、そう言いつつもハマってしまうのが、こういうお話の面白いところでもあり、ヤバいところでもあり・・・。
そして心の片隅では「エロってなんだ?」って揶揄(やゆ)した後輩の話のほうも「おもしろそう?」なんてちょっとくやしかったりして・・・笑
ホント、考え始めたら、キリがないですよね~。
でも、そう言いつつもハマってしまうのが、こういうお話の面白いところでもあり、ヤバいところでもあり・・・。
そして心の片隅では「エロってなんだ?」って揶揄(やゆ)した後輩の話のほうも「おもしろそう?」なんてちょっとくやしかったりして・・・笑
Posted by kissy
at 2007年12月12日 10:43

虹の話は懐かしいです。
私は心理の講義だったので、途中からの展開がちょこっと違っていましたよ。
見ているものが人によって違うこともあるので
共通の認識を持つために
『言葉』
が作られたという展開です。
ただ、その概念を壊してみることも大切だとのことも
誰が『赤』と名づけたんだ!
何で『赤』って言うの?
もしかしたらその当時、『赤』のことを『きいろ』と呼んでいたら
『赤』の色を見て、『あか』と答える人はおかしい・・・
と言うことになる。
これはこうだ!と思っている人のほうがおかしい!
!?!?!?
私にとって衝撃的な授業だったので鮮明に覚えています。
概念を崩壊してみる!?
人を見るときの先入観を壊すということにつながっていきました。
実際は難しいことです・・・
私は心理の講義だったので、途中からの展開がちょこっと違っていましたよ。
見ているものが人によって違うこともあるので
共通の認識を持つために
『言葉』
が作られたという展開です。
ただ、その概念を壊してみることも大切だとのことも
誰が『赤』と名づけたんだ!
何で『赤』って言うの?
もしかしたらその当時、『赤』のことを『きいろ』と呼んでいたら
『赤』の色を見て、『あか』と答える人はおかしい・・・
と言うことになる。
これはこうだ!と思っている人のほうがおかしい!
!?!?!?
私にとって衝撃的な授業だったので鮮明に覚えています。
概念を崩壊してみる!?
人を見るときの先入観を壊すということにつながっていきました。
実際は難しいことです・・・
Posted by さくら
at 2007年12月13日 16:20

さくらさん、コメントありがとうございます。
「色」「言葉」・・・そして「概念」そのもの・・・いろんな角度でいろんなことが考えられそうです、よね。
「赤」という色を「きいろ」と名づけていたら・・・?ってとっても面白い!!
そして、さくらさんのコメントのおかげで、また私の考える幅や切り口がひとつ増えました!
「色」「言葉」・・・そして「概念」そのもの・・・いろんな角度でいろんなことが考えられそうです、よね。
「赤」という色を「きいろ」と名づけていたら・・・?ってとっても面白い!!
そして、さくらさんのコメントのおかげで、また私の考える幅や切り口がひとつ増えました!
Posted by kissy at 2007年12月14日 00:04
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40
なんでやねん
Posted by あくまみよ at 2009年08月11日 13:40