2011年01月17日
僕はどうして彼女を愛しているのか?(批判的思考)
突然ですが、質問です。
あなたは、奥様(女性の方はだんな様。結婚されていない方はご自分の彼女や彼氏)を、なぜ愛していらっしゃるのですか?どこが好きなんですか?
そう質問されたら、どう答えるでしょう?
「優しいから」「かわいいから」「料理がうまいから」「頼りになるから」・・・色んな答えが出てくるに違いありませんが・・・ではちょっと意地悪な第二問。
奥さんが「優しいから」愛しているんだと答えられた方・・・もしその奥様が優しくなくなったら、愛するのをやめますか?離婚しますか?
可愛い彼女と付き合っている方、その彼女がかわいくなくなったら、別れますか?料理が口に合わなくなったら、好きじゃなくなりますか?彼女が不治の病にかかって、入院したまま外出もままならなくなったら、付き合うのをやめて別れて、もっと別の可愛い女の子を口説きますか?
そんなふうに簡単に、「離婚するよ」「別れるよ」と言う方はまずいらっしゃらないと思います。(「嫁が優しくなくなったら、オレは即離婚するぜ」という方がもしいらしたら・・・そりゃ大変失礼しました。ココから先は読んでも何も面白くありませんから、ね^^;)
突き詰めて考えていくと、恋人やパートナーを大切に思う気持ちというのは、単に「優しい」とか「美人だ」「料理が上手い」とか、そういう表面的なものが理由となっているのではない事に気が付くと思います。そして、さらに究極的に考えていくと、そこに理由はないのだという結論に行き着くと思います。・・・では・・・理由がなかったら、愛せないのでしょうか?・・・そんな事はありませんね?現にあなたは、ご自分の恋人や家族を、何よりも大切に想っているわけですから。
これ、「批判的思考」と言います。
なにか一つのことを考えてみる。
(どうして僕は彼女を好きなんだろう?)
↓
そこには一見、最もらしい理由や事実がある
(「優しい」から?)
↓
その最もらしい理由や事実を、疑ってみる
(じゃあもし「優しくなかったら」好きじゃなくなる?)
↓
一見最もらしい理由や事実が、本質的なことではない事に気づく
(「優しくなかったら好きじゃなくなる」なんて事はない。)
↓
では、本質的なのは?本当の理由は・・・?
テーマを「恋愛」にしたので、なんとなく人生訓や精神論のように読めてしまうかもしれませんが、この考え方、実は非常に大切な「ビジネス」上のノウハウです。
事業経営・会社経営において経営者は、さまざまなシーンで、情報やデータを「解釈」してその背後に潜む原因や理由、あるいは可能性を見極める必要があります。見極めを誤れば、機会を逃したり、大きな問題に気づかなかったりというリスクを被ることになります。
そういった「見極め」をする際に、とても重要なのが、この「疑ってみる」という方法。
「批判」というと、とかく「否定」と混同されてしまいがちですが、「ダメ」と結論づける。「できない、やらない、無理だ」と考える「否定」とは、根本的に違います。
先程のパートナーを愛する理由の例。
「優しくなかったら、好きじゃなくなるだろうか?」「美人じゃなかったら?」「気が合わなかったら?」・・・そんな風に問い詰めていくのは、パートナーを嫌いになるためではありませんね。これは「僕は(私は)、本当はどうして彼女のことを好きなんだろう?」という問い・・・つまり確かに僕は彼女を心から愛している、と確かめたいために、自問自答を繰り返すわけです。
批判的思考とは、つまりそういうこと。
否定するためではなく、あるがままの事実・現象を、きちんと受け止めて確かなモノにするために、表面的な理由・・・一見最もらしいが、よく考えると本質的ではない、どうでもよい理由・・・に惑わされないように、それを取り除いていく。
つまり「確実に肯定・受け入れられるもの」を獲得するために、そうでないものを見極める作業が「批判的思考」。
そしてそのために「どう考えても正しい」と思えるようなものでさえも、いったん敢えて疑って検証してみる、という方法が「批判」です。
それが会社の経営のどんなところに役に立つのかって・・・?
例えば、「自分の会社のすぐ近くに、ライバル会社が進出してきて、売上が落ちた」という事になったときに・・・
「自分の会社の売上が落ちたのは、ライバル会社が進出してきたからだ」と言うのは、本当にそうなのでしょうか?・・・もしかしてライバル会社が進出して来なかったとしても、ウチの会社は元々お客様からの信頼を失いかけていて、遅かれ早かれ売上が落ちてしまっていたのでは・・・?ソレを確かめずに「ライバル会社のせいでウチは売上が落ちた」とボヤいてばかりいたら、重大な問題を見落とす危険がありますね。
もし、原因が「自社の信用が気づかぬ間に失墜していた」ということにあったら、ライバル会社に対抗する戦略を練ったところで、何もなりませんね。そもそも自社の信頼を取り戻すため努力に眼を向けるべきです。
・・・と、まあこんな感じ。(本当は批判的思考はこんなに単純なモノではありませんが・・・)
いかがでしょう?
なんでもかんでも否定する、という否定志向は良くありませんが、鵜呑みにしてしまいがちな目の前の情報やデータを、いったん疑って検証してみる、というのは、意外にあらゆる場面で、「誤解」「早とちり」「誤謬」を防ぐ、とても有効な思考方法・ノウハウに成り得ます。
・・・あ、「オレはもし嫁がやさしくなかったら、そもそも結婚してないぞ!」「私は旦那がかっこ良くて稼ぎがイイから結婚したのに、10年経ったらこの体たらく・・・どうしてくれるのよ(怒)!」というツッコミを入れたくなった方・・・
申し訳ありません。僕はその手のご相談やアドバイスの専門家ではないので・・・^^;・・・
恋愛相談には乗れません、ゴメンなさいm(_ _)m
あなたは、奥様(女性の方はだんな様。結婚されていない方はご自分の彼女や彼氏)を、なぜ愛していらっしゃるのですか?どこが好きなんですか?
そう質問されたら、どう答えるでしょう?
「優しいから」「かわいいから」「料理がうまいから」「頼りになるから」・・・色んな答えが出てくるに違いありませんが・・・ではちょっと意地悪な第二問。
奥さんが「優しいから」愛しているんだと答えられた方・・・もしその奥様が優しくなくなったら、愛するのをやめますか?離婚しますか?
可愛い彼女と付き合っている方、その彼女がかわいくなくなったら、別れますか?料理が口に合わなくなったら、好きじゃなくなりますか?彼女が不治の病にかかって、入院したまま外出もままならなくなったら、付き合うのをやめて別れて、もっと別の可愛い女の子を口説きますか?
そんなふうに簡単に、「離婚するよ」「別れるよ」と言う方はまずいらっしゃらないと思います。(「嫁が優しくなくなったら、オレは即離婚するぜ」という方がもしいらしたら・・・そりゃ大変失礼しました。ココから先は読んでも何も面白くありませんから、ね^^;)
突き詰めて考えていくと、恋人やパートナーを大切に思う気持ちというのは、単に「優しい」とか「美人だ」「料理が上手い」とか、そういう表面的なものが理由となっているのではない事に気が付くと思います。そして、さらに究極的に考えていくと、そこに理由はないのだという結論に行き着くと思います。・・・では・・・理由がなかったら、愛せないのでしょうか?・・・そんな事はありませんね?現にあなたは、ご自分の恋人や家族を、何よりも大切に想っているわけですから。
これ、「批判的思考」と言います。
なにか一つのことを考えてみる。
(どうして僕は彼女を好きなんだろう?)
↓
そこには一見、最もらしい理由や事実がある
(「優しい」から?)
↓
その最もらしい理由や事実を、疑ってみる
(じゃあもし「優しくなかったら」好きじゃなくなる?)
↓
一見最もらしい理由や事実が、本質的なことではない事に気づく
(「優しくなかったら好きじゃなくなる」なんて事はない。)
↓
では、本質的なのは?本当の理由は・・・?
テーマを「恋愛」にしたので、なんとなく人生訓や精神論のように読めてしまうかもしれませんが、この考え方、実は非常に大切な「ビジネス」上のノウハウです。
事業経営・会社経営において経営者は、さまざまなシーンで、情報やデータを「解釈」してその背後に潜む原因や理由、あるいは可能性を見極める必要があります。見極めを誤れば、機会を逃したり、大きな問題に気づかなかったりというリスクを被ることになります。
そういった「見極め」をする際に、とても重要なのが、この「疑ってみる」という方法。
「批判」というと、とかく「否定」と混同されてしまいがちですが、「ダメ」と結論づける。「できない、やらない、無理だ」と考える「否定」とは、根本的に違います。
先程のパートナーを愛する理由の例。
「優しくなかったら、好きじゃなくなるだろうか?」「美人じゃなかったら?」「気が合わなかったら?」・・・そんな風に問い詰めていくのは、パートナーを嫌いになるためではありませんね。これは「僕は(私は)、本当はどうして彼女のことを好きなんだろう?」という問い・・・つまり確かに僕は彼女を心から愛している、と確かめたいために、自問自答を繰り返すわけです。
批判的思考とは、つまりそういうこと。
否定するためではなく、あるがままの事実・現象を、きちんと受け止めて確かなモノにするために、表面的な理由・・・一見最もらしいが、よく考えると本質的ではない、どうでもよい理由・・・に惑わされないように、それを取り除いていく。
つまり「確実に肯定・受け入れられるもの」を獲得するために、そうでないものを見極める作業が「批判的思考」。
そしてそのために「どう考えても正しい」と思えるようなものでさえも、いったん敢えて疑って検証してみる、という方法が「批判」です。
それが会社の経営のどんなところに役に立つのかって・・・?
例えば、「自分の会社のすぐ近くに、ライバル会社が進出してきて、売上が落ちた」という事になったときに・・・
「自分の会社の売上が落ちたのは、ライバル会社が進出してきたからだ」と言うのは、本当にそうなのでしょうか?・・・もしかしてライバル会社が進出して来なかったとしても、ウチの会社は元々お客様からの信頼を失いかけていて、遅かれ早かれ売上が落ちてしまっていたのでは・・・?ソレを確かめずに「ライバル会社のせいでウチは売上が落ちた」とボヤいてばかりいたら、重大な問題を見落とす危険がありますね。
もし、原因が「自社の信用が気づかぬ間に失墜していた」ということにあったら、ライバル会社に対抗する戦略を練ったところで、何もなりませんね。そもそも自社の信頼を取り戻すため努力に眼を向けるべきです。
・・・と、まあこんな感じ。(本当は批判的思考はこんなに単純なモノではありませんが・・・)
いかがでしょう?
なんでもかんでも否定する、という否定志向は良くありませんが、鵜呑みにしてしまいがちな目の前の情報やデータを、いったん疑って検証してみる、というのは、意外にあらゆる場面で、「誤解」「早とちり」「誤謬」を防ぐ、とても有効な思考方法・ノウハウに成り得ます。
・・・あ、「オレはもし嫁がやさしくなかったら、そもそも結婚してないぞ!」「私は旦那がかっこ良くて稼ぎがイイから結婚したのに、10年経ったらこの体たらく・・・どうしてくれるのよ(怒)!」というツッコミを入れたくなった方・・・
申し訳ありません。僕はその手のご相談やアドバイスの専門家ではないので・・・^^;・・・
恋愛相談には乗れません、ゴメンなさいm(_ _)m
Posted by kissy(岸本圭史) at 11:44│Comments(0)
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