お医者さんへ払う「価格」は・・・？

3年ぶりくらいに、歯医者へ通い始めることになってしまいました・・・トホホ・・・

「軽く治してもらって、ハイ終わり」で済むかと思ったら・・・意外や意外、少し大がかりなようで・・・いきなり「麻酔」打たれて治療開始・・・ひえぇ～～～～～（＾＾；；）・・・
けど、ま、いまさらジタバタしても仕方がないので、治療中の「待ち」の時間に、いろんな事を考えてヒマをつぶしました。

歯医者さんへ来るということは・・・？
診察台でまな板の上のコイ状態になって、痛い思いをして削られたり注射されたりして・・・そんなことをされまくった上に、最後には「治療費」を払うんだよな～。
昨日ブログで書いた「安く買う」話じゃないけれど・・・誰だってモノやサービスを買うのなら、値段は安い方がイイに決まってる。けど、普通の買い物は・・・ケーキを買ったり、ゲームや本を買ったり・・・それはケーキとかゲームとか本に対してお金を出してるんだよな～
けど・・・歯医者さんへ払う治療費ってのは・・・？「痛い思い」と「恐い思い」をしたことに対して払っているみたいで・・・イヤだな～

そんな事を考えながら治療の「間」の時間を過ごしていたのですが・・・

コレ、よく考えてみれば結構「本質的なこと」のように思えるんですよ、ね。

歯医者さんへ払う「価格」というのは、「痛い思い」や「恐い思い」に対する対価ではなくて、最終的に「歯を治療して正常な状態に戻してもらう」ための対価。つまり、目の前の具体的な「モノ」や「満足」に対する支払いではなくて、その先にある「歯を治したい」という自分の要望・希望をかなえるために支払う対価だと・・・

で、あるなら、同じように、「美味しいケーキを買う」「好きなゲームソフトを買う」「新発売のCDを買う」・・・そういうのだって、実は支払っている「金額」というのは、ケーキやゲームソフトやCDに対する直接のコストを支払っているわけじゃない、って解釈も成り立ちますよね・・・というか、むしろ「モノを買う時に支払うお金」というのは、すべて「モノに対する直接の値段」じゃあなくて、「それを買って利用する、利益を享受するという価値に対する対価」だと・・・Kissyはそう思います。

「どうせ買うなら安く買いたい」・・・その気持ちは誰にだってあると思うのですが・・・
このお金は、手にした「リンゴ」や「お肉」や「トイレットペーパー」そのものの「コスト」なんじゃなくて、「この商品を」「この店で」買って使わせてもらう。そして、「ああ、やっぱりあの店であの商品を買ってよかったな」って思えるような満足感、そういうものに対する「自分自身の評価」、つまり「価値に対する対価」だと思えば、自分が大切にしているモノや価値観に対して、「安けりゃそれでOK」にはならないと思うんですよ、ね。
むしろ、「金額が大きい・小さい」ではなくて、「自分にとって価値があるか？ないか？」こそが、「高い・安い」の判断基準になるんだと思います。

今日行った歯医者さん・・・もうずいぶん前からお世話になっている歯医者さんですが・・・麻酔して、色々処置をしていただいて、けどまだ完了ではなくて次回も、その次もあって・・・今日の分の支払いは2,000円くらいでした。
この額が大きいか小さいかは、お医者にかかることがめったにないKissyにはよく分かりませんが・・・
「Kissyさんの今の歯の状態は、コレコレこうで、こういうとこが問題で、でだから今回はこういう風に治療して、今後こういう風に進めていく予定です」と、いつもながら本当に分かりやすく、そして患者のKissy側の立場に立って丁寧に説明してくれたことを考えると、今日支払った2,000円の治療費は、2,000円をはるかに上回る価値があった、とKissy自身は思います。

きっと、治療だけしてろくすっぽ説明もしてくれずに、「次は何日に来てください」みたいな言われ方をする歯医者さんだったら、Kissyは黙って二度と行かずに、別の歯医者へ行っちゃうんだろうなあ～～＾＾；；

長尾先生、いつもありがとうございますm(_ _)m
そして今後も、お手柔らかにお願いしますね（＾＾；；）・・・できれば痛くしないで～～（って、今日のも痛くなかったケド・・・）