2008年11月24日
情報保護とリサイクル
11月20日にうかがった、丸富製紙大岡工場での工場見学のお話。
工場内の説明をしてくださっていた方から、貴重なお話をたくさん伺いましたが・・・その中で、ITコーディネータとして特に印象に残っていたお話。その1。
情報保護のために紙をシュレッダーにかけると、リサイクルはしにくくなる。
写真は、工場内にストックされた再生紙の原料。再生紙100%でトイレットペーパーを生産している丸富製紙さんでは、色々なルートから牛乳パックや、使用済みの紙を仕入れているのだそうですが、ここ数年で多いのが、「シュレッダーにかけられた廃棄された紙」なんだそうです。生命保険会社や証券会社・官公庁などに紙ベースで残されていた情報を、ペーパーレス化に伴い、パソコンへ入力し、入力し終わった紙はシュレッダーへかけて個人情報が不用意に流出しないようにする。
会社勤めをされている方や、役所などで働いたことのある方なら、一度は目にしたことがあるだろうと思います・・・重要書類をシュレッダーにかけて廃棄する光景。
これ、情報保護・情報流出を防ぐという観点からは、とても大切なことですが・・・丸富製紙さんによると、「再生紙利用の製紙工場としては、あまり嬉しくない」事なんだそうです・・・なんで?・・・
シュレッダーで細かく裁断されてしまった紙は、繊維質も細かく分断されてしまい、再利用するにもしづらくなる、のだそうで・・・原料となる再生紙からどのくらいの量の紙を再生産できるか?というのを「歩留まり」というのだそうですが、シュレッダーで細かく裁断された紙では、歩留まりの率がガクン!と落ちてしまうのだそうです。
なるほどな~~・・・どちらが良い、とは難しくて判断しにくいけど・・・この工場へ見学に来て、こういうお話を聞かなかったら、こういう事情を知ることもできなかったんだよな~~・・・などと思いながら、ますます「再生紙利用の製紙工場」というものに興味がわいてきたKissyです。