2008年08月18日
選ぶ権利
お金を払うのは客の方だ。金を出している客が「ゴミを片付けとけ」と言っているんだから、店員は黙ってゴミ片付けろ。文句を言うのならオマエのところには二度と来ないぜ。」・・・どのお店に行くか、どの観光地へ行くか、何を買うか、何を買わないか・・・選ぶ権利はお金を出す客の方にある
そういう、何というか・・・「顧客至上主義」というキレイな言葉を使って、「買う側が絶対的に上で、売り手は買い手の意思に従わなければならない」・・・というような・・・なんとなくそういう考え方が当たり前のようになっている気がしますが・・・
「売らせていただく側」にも、お客様を選ぶ権利はあると思います。
経営コンサルやITコンサルタントをしていて、会社を立て直した経営者の方や、色々な研修で紹介される事例を見ていると、共通することがあります。それは、「お客は自分たちが選ぶ」という事を明確に意識しているということ。そこには、色々な「信念」が込められています。
- 自分たちは必死の思いで品質向上やサービスの向上を実現している。それを「安く売る。誰でもいいから買ってくれれば何でもいい」と売りたたいてしまうのは、自分たちの努力を自ら貶めることになる
- 必死の努力をして開発した商品・サービスだから、それなりに自信を持っている。安く売る必要なんてない。この商品の価値をきちんと評価してくれるお客を探せばよい。どうして安く買いたたこうというお客に媚びなければならないのか?
- 「安くしないと売れない」「たくさん売らないともうからない」というのは、高く買ってくれるお客を探す努力をしていない者・儲かるように販路開拓をしていない者のいいわけだ。
お客様をぞんざいに扱おうということではありません。お客様を見下して上から目線で「売ってやる」という考え方をしているわけでもありません。
何か社会の役に立てる・・・そういう思いで必死の努力をして世に出した自社の商品やサービス・・・けれども買い手の中には商品のアラを探したり、売り手の落ち度を指摘したり、あるいはライバル会社の商品と比べて「価格引き下げ」だけを迫ってくるような・・・そういう買い手が多いことも事実。もしかしたらもっと、ちゃんと評価してちゃんと取引をしてくれるお客様もいるのかもしれない・・・(多くの場合、確実にそういうお客様・市場はあるのに)・・・どうして値下げを迫ってくる買い手の要求に応じなければならないのか?
そこには「売れればなんでもいい」「お金さえ儲ければ、ほかのことは知ったこっちゃない」というような独善的な思想は一切ありません。「社会のために何か役に立ちたい」・・・そういう思いで必死に品質を上げ、よりよい商品を提供している(すべきだ)という自負・信念から出てくる言葉のようです。
数は少ないものの、Kissyが実際にお会いしたり、見聞きした限りでは、こういう理念をきちんと持っている経営者や事業主の方は、例外なく売上を伸ばし、経営が順調に運んでいます。
ちょっと論点はズレているかもしれませんが・・・天城越えさんをはじめとする「道の駅」にゴミ箱のない理由。そして今や、観光業は「お客様を取捨選択するべきフェーズに突入している」というかたつむりさんのコメント・・・Kissyが目指している「経営の在り方」みたいなものと、なにかリンクするものがあるような気がしました。
当然、ビール瓶は割れ グラスも一緒に割れました。
ビールは周りに散乱し お客様は喚き散らしていました。
こちらとしてはお客様に片付けさせるわけにはいかないので
チリトリとほうき・モップを取りに行き 少ししてから現場へ
するとどうでしょう!?
いきなり なんだこの店は こんなに倒れやすいものはこばせやがって! お前運んでみろ! こんなの運べるか!?
と言って来ました。
私ははっきり言いました。
まずはごめんなさいでしょ!と。
あまりにも高圧的な態度に私は
お客様が何でもしていいとは思っていませんので
退場していただきました。
御免なさいがなぜ言えない。
こちらもそれがあれば
いいんですよ。お客様。
こちらも倒れやすい物 お渡しして申し訳ございません。
代わりに新しい物 お持ちします。
あと片付けはこちらでしますからと言うつもりで行ったら
この態度。
切れれば何でもアリではないと私は思うのです。
確かに年間500人ビールを頼まれて 1人くらいは倒すお客様がいらっしゃいます。
ですのでこちらも倒れやすいのを強調し
何ならお運びいたしますとの姿勢でやっています。
このお客様には後で分かったのですが
自分で大丈夫だ! なめんな!くらいのことを言って
こちらの心配を振り切って 行ってこの様です。
はっきり言ってクレーマーです。
こんな人なら二度と来てほしくないです。
ですので退場させました。(後で道の駅の事務所に怒鳴りこんだらしいですが、駅長さんには説明し理解していただきました。)
サービスとは和訳すると服従だそうです。
私は自分たちの仕事に誇りを持っています。(完璧とは思っていませんが・・・)
ですのでお客様に対して服従しようとは思っていません。
わがままな要求には 出来ませんとはっきり言います。
おもてなしはきちっとしますが、不当な要求には断固拒否いたします。
それで来ないのは願ったりかなったりです。
来る方全員を リピーターにしようとは思いません。(不可能です)
ゴミをポイ捨てする方も当然来なくて良いと思っています。
ポイ捨てしないお客様を対象に商売した方が
儲からなくても長続きしますから。
儲けではないのです。重要なのは。
これからも私はお客様に対して おもてなしを出来るよう心掛けます。
しかし、あまりにも我がままなお客様には 来ていただかなくても結構です。との明確な態度で接客して行きます。
すいません。長々と。
私のところでもお客様を選んでおります。
選ぶ、というほど偉そうなものではありませんが
お電話にてあまりにも高慢そうな話し方をする方や
値切ろうとする方、などなど、丁寧にお断りいたしております。ですので、メールでの予約をやめて、あえて相手の声が聞こえる電話のみの対応にさせて頂いております。
話は変わりますが、天城声さんのご意見は本当にごもっともですし、また私は共感できます。どんな商売でも「良いお店はお客が作る」と思っていますので、あまりに常識をわきまえない方や我が儘な方は返ってそのお店の品格や質を悪くしまねません。目先の利益に欲するよりもより良いお客様に来て頂く事がこの地の観光業には必要なのでは無いでしょうか。
長い目で見ればそれがより良い地域作りにも貢献すると思いますし、伊豆という観光地の価値を上げると思いますが・・・。
私もすいません、長々と・・・。
ボク自身も、前職が量販店の副店長(=クレーム処理係みたいなもん)だったので、厄介なお客様にどう対処すべきか?みたいなところから出発して、いつもいつも「売る側の店員」と「買う側のお客様」は、それぞれどうあるべきなのか?という事が、つねに頭から離れませんでした。
それは職を変え、独立して6年たった今でも全く変わらず、ボクの中で大きなテーマの一つでもあります。
より多く、より安く、より大量に売る・・・というより「売りさばく」・・・そうやって時代を闊歩できていたのはバブルのころの話で、あれから20年も経つのに、まだ「大量の資金で、人の心やプライドや尊厳まで買い漁ろう」という人の、何と多いことか・・・そういう気持ちが最近日に日に強くなってきていて、それでこんな記事を書きました。
それぞれ業種は違っても、結局は「お客様に買っていただいたお金で自分たちの暮らしが成り立つ」という商売をしている者どうしなんだなあ、と思います。
具体的な手段や手法は違っても、「よりよいお客様に、より質の高いサービスを提供する」という「理念」の部分では一致するところが多いのではないでしょうか?
ボク自身まで長くなっちゃって・・・ボクこそすみません・・・^^;;