2012年03月10日

役立たず

1年半ほど前のこと^^
ある飲み会で、「パートナーとして選ぶなら、誰^^?」という話題になりました
その場にいた男性陣の職業や生業を列挙して女性陣に選んでもらおうというモノ^^。

税理士
ミュージシャン
サラリーマン
哲学者

普段ゴタクばかり並べている僕は「哲学者」。
(自分を「哲学者だ」というのもおこがましい話ではありますが・・・)
ん?ミュージシャンじゃないのか?というツッコミはこの際ご勘弁いただくとして・・・
結果は・・・

1.税理士
2.サラリーマン
3.ミュージシャン
4.哲学者

哲学者は誰も選んでもらえませんでした(苦笑)。
ま、飲み会の中での笑い話のような話ですが・・・「哲学者」というのは何の役にも立たない役立たず、という位置づけなんだな~、ということを実感した瞬間でした。

ナンでこんな事を突然書き始めたかというと・・・今日テレビをぼ~~っと見ていて知ったこと。
ドイツでは日本の原発事故を教訓に脱原発を実行しました。
原発推進派だったメルケル首相が真逆の脱原発へ舵を切ったきっかけになったのが、エネルギー政策に対する提言だったそうで・・・その提言を取りまとめるための考えの基本となったのが「倫理」だったというのです。

原発を動かすべきか止めるべきか?

その議論の中心となったテーマは、「電力が不足しないか?」「経済に影響を与えないか?」というような経済的・商業的な観点では全くなく、「倫理的に正しいかどうか?」のただ1点だけだったということだったのだそうです。
(倫理・倫理学というのは広い意味で言うと哲学の一分野)

「倫理的に良くない」・・・その一点のみで、「原発は動かすべきでない」という結論に達したというのです。

普段は役立たずの哲学・倫理学が、一国の大きな行く末を決めるときの唯一の決め手になる
というか、哲学でなければ、倫理学でなければ、国の大きな方向は決められないということの裏返しでもありますね。

それを知って改めて日本の事を思った時に、色々考えてしまいました。

倫理的にどうなのか?哲学的にどうなのか?
そういう根本的な考えをきちんと示すことの出来る政治家や指導者が、この国に果たしているのだろうか?

倫理・哲学の指針を実現するために、あえて経済性や効率性に歯止めをかける胆力のある行政人が、ひとりでもいるだろうか?

ドイツでは、いざ国のあり方・行く末を決めようという時に、政治力や経済学や商業主義ではなく、哲学・倫理学が方向を指し示した。
そのテレビ番組のキャスターが言っていたのと全く同じに、僕もドイツという国を心から羨ましく思いました。

そんなことを考えながら、飲み会で「役立たず」のレッテルを貼られた哲学者は3月10日の晩を過ごしています^^;。


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Posted by kissy(岸本圭史) at 22:00│Comments(0)日記
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