2011年12月31日
今年最後にさせていただいた仕事
昨日、急きょあるお客様に呼ばれて行ってきました。
僕が独立をした頃からお世話になっている、もっとも古いお客様の一人。
もうとっくにパソコン相談所のサポート受付は終わっていると分かっていてもなお、「どうしても」ということだったし、一番大切にすべきお客様でもあったので、午後一番で行ってきました。
パソコンのトラブル、ということだったのだけれど、行ってみると一目瞭然の症状で、1分もかからずに解決してしまった。
あまりのあっけなさに、お客様と目を合わせた後大爆笑してしまったのですが・・・^^;。
僕もとにかく年末忙しい時だったので、「ではこれで」と失礼しようとしたときに、そのお客様がおっしゃいました。
「岸本さん、料金を請求してください」
ずっとお世話になっているお客様だったし、僕の自宅から車で5分で行ける場所で、しかも数分で終えてしまったこともあり、僕は「年末ちょびっと呼ばれた程度の事だから、今回は料金はいただかないことにしよう」と思っていたので、お客様に言いました。
「あまりに簡単な内容だったし、日頃お世話になっているので、今回は年末ちょびっと挨拶に来たつもりで、ということで料金はイイですよ」
するとそのお客様が、諭すようにおっしゃいました。
「岸本さんにとってはものの1分のことだったかも知れないけど、あなたが来てくれなかったら、僕は丸一日かかっても解決しないところだった。年末忙しい時にお呼び立てして来てくれた事と、あっというまに解決してくれたその知識と技術に対して、僕は料金を支払う義務があると思いますから、ぜひ」
そう仰るお客様の言い方が、とても清々しい感じがして、それ以上払う、頂かないの押し問答をするのも申し訳ないと思い、普通に料金を頂いて失礼してきました。
結局今年は、そのお客様のところへ緊急訪問する仕事が最後になったのですが、帰ってきて思い返して、つくづくありがたい事だと思いました。
僕のような仕事は、目に見えるモノを売るわけでもないし、場合によっては長い時間作業をするわけでなく、今回のようにほんの数分で終えてしまうこともあります。時には、どういう支援をしてどのような結果が出たのかすらハッキリしない事さえあります。目に見えない知識やノウハウを提供する仕事なので、そういうことに対してきちんと価値を認めてくださらない事には、料金さえ請求できないこともあります。
今年1年、あまり目立つことのない機器のメンテナンスや事務的な書類作成や、結果や成果の見えにくい情報収集や意思決定の支援などの仕事していく中で、何度も「そんなことは誰にでも出来る仕事だ」と揶揄され、評価も支払もいただけない事が何度もありました。
随分悔しい思いもしたのだけれど、最後の最後で、もっとも大切にしているお客様から、これほどまでに僕の仕事をきちんと理解してくださっていることを知り、本当に救われた想いで仕事を締めくくることが出来ました。
今年でパソコン相談所の看板は下ろし、來年からは新たなスタートを切ることにはしましたが、こういう風に僕を必要としてくださり、評価をしてくださる方のご期待・ご要望に応えられるよう全力を尽くすべきだ、ということを改めて強く認識させられた年末でした。
今年一年、お世話になった皆さま、大変ありがとうございました。
来年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
僕が独立をした頃からお世話になっている、もっとも古いお客様の一人。
もうとっくにパソコン相談所のサポート受付は終わっていると分かっていてもなお、「どうしても」ということだったし、一番大切にすべきお客様でもあったので、午後一番で行ってきました。
パソコンのトラブル、ということだったのだけれど、行ってみると一目瞭然の症状で、1分もかからずに解決してしまった。
あまりのあっけなさに、お客様と目を合わせた後大爆笑してしまったのですが・・・^^;。
僕もとにかく年末忙しい時だったので、「ではこれで」と失礼しようとしたときに、そのお客様がおっしゃいました。
「岸本さん、料金を請求してください」
ずっとお世話になっているお客様だったし、僕の自宅から車で5分で行ける場所で、しかも数分で終えてしまったこともあり、僕は「年末ちょびっと呼ばれた程度の事だから、今回は料金はいただかないことにしよう」と思っていたので、お客様に言いました。
「あまりに簡単な内容だったし、日頃お世話になっているので、今回は年末ちょびっと挨拶に来たつもりで、ということで料金はイイですよ」
するとそのお客様が、諭すようにおっしゃいました。
「岸本さんにとってはものの1分のことだったかも知れないけど、あなたが来てくれなかったら、僕は丸一日かかっても解決しないところだった。年末忙しい時にお呼び立てして来てくれた事と、あっというまに解決してくれたその知識と技術に対して、僕は料金を支払う義務があると思いますから、ぜひ」
そう仰るお客様の言い方が、とても清々しい感じがして、それ以上払う、頂かないの押し問答をするのも申し訳ないと思い、普通に料金を頂いて失礼してきました。
結局今年は、そのお客様のところへ緊急訪問する仕事が最後になったのですが、帰ってきて思い返して、つくづくありがたい事だと思いました。
僕のような仕事は、目に見えるモノを売るわけでもないし、場合によっては長い時間作業をするわけでなく、今回のようにほんの数分で終えてしまうこともあります。時には、どういう支援をしてどのような結果が出たのかすらハッキリしない事さえあります。目に見えない知識やノウハウを提供する仕事なので、そういうことに対してきちんと価値を認めてくださらない事には、料金さえ請求できないこともあります。
今年1年、あまり目立つことのない機器のメンテナンスや事務的な書類作成や、結果や成果の見えにくい情報収集や意思決定の支援などの仕事していく中で、何度も「そんなことは誰にでも出来る仕事だ」と揶揄され、評価も支払もいただけない事が何度もありました。
随分悔しい思いもしたのだけれど、最後の最後で、もっとも大切にしているお客様から、これほどまでに僕の仕事をきちんと理解してくださっていることを知り、本当に救われた想いで仕事を締めくくることが出来ました。
今年でパソコン相談所の看板は下ろし、來年からは新たなスタートを切ることにはしましたが、こういう風に僕を必要としてくださり、評価をしてくださる方のご期待・ご要望に応えられるよう全力を尽くすべきだ、ということを改めて強く認識させられた年末でした。
今年一年、お世話になった皆さま、大変ありがとうございました。
来年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
Posted by kissy(岸本圭史) at 18:24│Comments(0)
│日記
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