2011年01月09日
10年ぶりの再会で物思う
お休みの今日、たまには普段行かないお店へ食べに行こう、ということになって5年ぶりくらいに、ある中華のチェーン店に入った。
混み始める夕方の時間帯の少し前。
待たずに席に座れて、早々に注文を取ろうと、ウェイターの女性を呼んだら、その女性がまじまじと僕の顔を見つめて言った。
「あの~・・・以前ワットマンにいらした岸本さんですよ、ね?」
ん・・・?と思った瞬間、思い出した。
もう10年以上も前、家電量販店の副店長をしていた時に、お店で働いていた部下の女の子だった。当時から、家電量販店のアルバイト勤務だけでは給料が安くてやっていけない、と言って、このお店のウェイターの仕事と掛け持ちをしていた子だ。ずいぶん頑張り屋さんで、どちらも体力勝負のような仕事なのに、一度も欠勤することなく働いていたことを覚えている。
あれから10年以上経つ。
懐かしさとともに、あの頃の自分を思い出して、しばらく物思いにふけっていた。
ドラッグストア量販店に就職した後、家電の量販店へ転職。ずっと「大規模小売店」「チェーンストア」と言われる企業で働き、現場レベルのマネジメントを徹底的に修得しながら、独立志向が強かったがゆえに、転身、IT業界へ・・・そして経営支援・マネジメント支援という仕事を目指すようになって数年・・・この10年、仕事上の経歴や変遷として捉えると、いかにも色々なチャレンジを行い、ステップアップしてきたように思えてしまうけれど・・・現実はどうなんだろう・・・?
かつての部下のその女の子・・・いや、20代前半だったのは僕と同じ職場にいた頃の話。今は「女の子」などと言うのは失礼かな?
「やあ、随分久しぶりだね。頑張ってる^^?」
そう話しかけた僕の言葉に、オーダーの確認をとった後、かつて部下だったその女性はひとこと、こう言った。
「ワットマンがなくなって辞めた後も、あれから結局、ずっとここで働いているんですよ」
そして、数分後・・・つかつかとテーブルに戻ってきた彼女は、生ビールをテーブルにポンと置いて、
「これ、サービスです、召し上がってください^^」
量販店勤務だった頃に一度、このお店に来たときは、まだオーダーを取ったり料理を運ぶだけで精一杯だった彼女が、今は混雑するお店を悠然と歩いて、接客応対と店内の切り盛りをこなしている。その姿は、かつて量販店で自分がやっていた「店舗内マネジメント」の様子にイメージが重なるようだ・・・。そして、自分の裁量で、生ビールをサービスで振舞うほどにマネジメントを任されるようになっている、という現実。
彼女自身は、「あれからずっと、ここで・・・」と謙遜するように言ったが、その働く姿には自信が溢れていたし、華奢な体からは、見た目とは裏腹に10年の間頑張り続けてきている「貫禄」のようなものも感じられた。
コツコツと、10年間ず~~~っとウェイターとして頑張り続けてきた彼女と、ステップアップを目指して転身・転身を続けてきた自分・・・自分の生き方を後悔するつもりは全くないけれど、果たしてこの10年間、いつも新しい市場を、いつも新しい分野をと最先端を走ろうとしていた自分の考え方を、諸手を上げて肯定するだけで良いのだろうか?と、なんとなく考えさせられた。
偶然の、しかもほんの些細で、きっともう一度この店に来るとき以外には、何の接点もないだろう、何ということもないちょっとした出来事だったけど・・・
今、このタイミングで、こうやってこれまでの自分の有り様を思い出す経験をしたというのは、何か大きな意味のあることのような気がする。
10年ぶりの、ほんの些細な再会で、随分色々な事を考えた休日の夕方。
混み始める夕方の時間帯の少し前。
待たずに席に座れて、早々に注文を取ろうと、ウェイターの女性を呼んだら、その女性がまじまじと僕の顔を見つめて言った。
「あの~・・・以前ワットマンにいらした岸本さんですよ、ね?」
ん・・・?と思った瞬間、思い出した。
もう10年以上も前、家電量販店の副店長をしていた時に、お店で働いていた部下の女の子だった。当時から、家電量販店のアルバイト勤務だけでは給料が安くてやっていけない、と言って、このお店のウェイターの仕事と掛け持ちをしていた子だ。ずいぶん頑張り屋さんで、どちらも体力勝負のような仕事なのに、一度も欠勤することなく働いていたことを覚えている。
あれから10年以上経つ。
懐かしさとともに、あの頃の自分を思い出して、しばらく物思いにふけっていた。
ドラッグストア量販店に就職した後、家電の量販店へ転職。ずっと「大規模小売店」「チェーンストア」と言われる企業で働き、現場レベルのマネジメントを徹底的に修得しながら、独立志向が強かったがゆえに、転身、IT業界へ・・・そして経営支援・マネジメント支援という仕事を目指すようになって数年・・・この10年、仕事上の経歴や変遷として捉えると、いかにも色々なチャレンジを行い、ステップアップしてきたように思えてしまうけれど・・・現実はどうなんだろう・・・?
かつての部下のその女の子・・・いや、20代前半だったのは僕と同じ職場にいた頃の話。今は「女の子」などと言うのは失礼かな?
「やあ、随分久しぶりだね。頑張ってる^^?」
そう話しかけた僕の言葉に、オーダーの確認をとった後、かつて部下だったその女性はひとこと、こう言った。
「ワットマンがなくなって辞めた後も、あれから結局、ずっとここで働いているんですよ」
そして、数分後・・・つかつかとテーブルに戻ってきた彼女は、生ビールをテーブルにポンと置いて、
「これ、サービスです、召し上がってください^^」
量販店勤務だった頃に一度、このお店に来たときは、まだオーダーを取ったり料理を運ぶだけで精一杯だった彼女が、今は混雑するお店を悠然と歩いて、接客応対と店内の切り盛りをこなしている。その姿は、かつて量販店で自分がやっていた「店舗内マネジメント」の様子にイメージが重なるようだ・・・。そして、自分の裁量で、生ビールをサービスで振舞うほどにマネジメントを任されるようになっている、という現実。
彼女自身は、「あれからずっと、ここで・・・」と謙遜するように言ったが、その働く姿には自信が溢れていたし、華奢な体からは、見た目とは裏腹に10年の間頑張り続けてきている「貫禄」のようなものも感じられた。
コツコツと、10年間ず~~~っとウェイターとして頑張り続けてきた彼女と、ステップアップを目指して転身・転身を続けてきた自分・・・自分の生き方を後悔するつもりは全くないけれど、果たしてこの10年間、いつも新しい市場を、いつも新しい分野をと最先端を走ろうとしていた自分の考え方を、諸手を上げて肯定するだけで良いのだろうか?と、なんとなく考えさせられた。
偶然の、しかもほんの些細で、きっともう一度この店に来るとき以外には、何の接点もないだろう、何ということもないちょっとした出来事だったけど・・・
今、このタイミングで、こうやってこれまでの自分の有り様を思い出す経験をしたというのは、何か大きな意味のあることのような気がする。
10年ぶりの、ほんの些細な再会で、随分色々な事を考えた休日の夕方。
Posted by kissy(岸本圭史) at 20:48│Comments(2)
│日記
この記事へのコメント
そっか~もう10年なんだぁぁぁあ。
ぼくが冷蔵庫やエアコンやテレビやその他いろいろ買ってから10年なのかぁ(つд⊂)エーン
その節はお世話になりました。
ぼくが冷蔵庫やエアコンやテレビやその他いろいろ買ってから10年なのかぁ(つд⊂)エーン
その節はお世話になりました。
Posted by じ at 2011年01月10日 21:19
>じ さん^^
ソコへ来ましたか^^;。
確かに~・・・あれから10年だねぇ~^^
ソコへ来ましたか^^;。
確かに~・・・あれから10年だねぇ~^^
Posted by kissy(岸本圭史) at 2011年01月10日 22:55