2010年12月16日
二つの間の決定的な違い

今回はちょっと抽象的な話ですが、つい先日、自分で体験したことに、とても大切なことが含まれていると確信したので、その事をお伝えしておこうと思います。
「説明する」のと「理解してもらう」
「データを提供する」のと「必要な情報を使ってもらう」
「話す・発信する」ことと「伝える」こと
これらの両者のあいだに横たわる、決定的な違い・・・そこに今の企業経営や店舗運営に関わる重要な要素があると思うのです。
先日、ある知人からこういう連絡(相談?)を受けました。
「沼津駅から治作という料理屋へ歩いて行きたいんだけど、土地に不慣れなので良く分からない。タクシーで行くような距離でも無さそうだし、どうやって行けば良いか、分かりやすい地図を書いてくれないか?」
で、渡したのが下の2枚の図。
1枚目はGoogleマップをそのまんま印刷した物。
2枚目は、とにかく治作へ行くための道だけを説明するのに手書きした物。


自画自賛するわけではありませんが、この二つを渡して、結果は一目瞭然、手書きの方だけが使われました。
違いがわかるでしょうか・・・?
Googleマップの地図は、正確に全ての情報を掲載して提供します。けれども、それでは必要のない情報や重要でない内容までもがてんこ盛りになってしまうのです。
地図の見方、Googleマップの特徴をよく把握している人なら、それでも的確に場所と経路を把握できるでしょうけれど・・・
一方、手書きの方は、「治作」へ行くためだけに必要な情報を最低限の量で書いてあります。距離にして1km弱の道のりを歩いてもらうために、3つくらいの目印をつけて、とにかく(1)→(2)→(3)と進めば、目的地に着くよ、という説明。これなら、土地勘のない方でもほぼ間違いなく辿りつけると思います。
これ、地図のことに限らないと思うのです。
説明をしたい・何かを伝えたい・理解して欲しい・・・そういう時に、何でもかんでもありとあらゆることを「正しく」「正確に」「全てを伝える」なんて頑張ると、かえって伝わらない事の方が多いです。
説明したいとき、伝えたい時、理解して欲しいことがある場合には・・・必要でない情報やデータを、どんどんそぎ落とし、場合によっては「常識だ」と言われることでさえも変更し(地図は北が上、という常識をとっぱらったほうが良い場合もある)、本当に必要なことだけを、2つか3つに絞り込んで説明する。
いざやってみようとすると、意外と難しいことなんですが・・・本当にコレができると、とても強いですよ。
だって、Googleの地図よりも重宝される情報を提供できるんですから、ね^^。
あなたの会社の場合にも、当てはまると思います。何でもかんでも機能の揃っている超売れ筋の商品・・・それ、本当は違うんですよ、ね。
Posted by kissy(岸本圭史) at 21:22│Comments(0)
│日記