2007年11月12日

音はしたのか?しなかったのか?

古くからKissyのひとり言を読んでくださっている方にも、最近知ってくださった方にも、一度ご意見をうかがってみたかった、ちょっとした「なぞかけ」

以前にも書いたことがあったかもしれません。「惑星ピスタチオ」という劇団(今は解散してしまってありません)の、「ロボ・ロボ」という公演で売られていたパンフレットの台本に、脚本家の西田シャトナー氏が寄せていたコラム。(思い出して書いているから正確ではありませんけど)

ある南の海の果ての島。その島はあんまり遠くにあるので、住んでいる人もいなければ、よりつく人もいなかった。その島の真ん中に、見たこともないような大きな木が立っていました。あるとき、その大きな木に、すさまじい雷が落ちて直撃し、木は根元から真っ二つに割れて、倒れてしまいました。けれども、誰も住んでいない、だれも寄り付こうとしない島での出来事だったから、その木が倒れたところを見た人はいません。
さて、そんな誰も見ていない島で落雷にあって倒れた巨木・・・その巨木が倒れた時に轟いたであろう、落雷の時の轟音・倒れるときのバリバリッという轟音・・・誰も聞いていなかったその音。
はたして、その音はしたことになるのか?それとも誰も聞いていなかったのだから、その音はしなかった事になるのか?


「それがどうしたんだ?」「だから?」と、すぐにはピンと来ない方に、このコラムと同じ設問を違う話で・・・

貧困で貧しく、毎日の食べるモノにも困っている国があったとします。けれどもその国にはニュースのネタになるようなものが何もないので、テレビもラジオも新聞も誰も取り上げようとしない。だから、日本では、その国が貧困で苦しんでいることを知っている人が全くいなかったとします。
今日もその国で、悲しい事に体力のない子供が、100人以上餓死してしまいました。けれども、何も報道されない、伝えられないから、日本人は誰一人としてそのことを知りません。
さて、私たち日本人の全く知らないところで、貧困で苦しんで死んでいった100人以上の子供たち・・・その子供たちは、「苦しんで死んでいった」ことになるのか?それとも、誰も知らないところで亡くなっていった人は「死んだことにならないのか?」

どうでしょう?Kissyは、惑星ピスタチオのコラムを、こんな風に置き換えて、結構大きなテーマの話としてずっと考えているのですが・・・・みなさん、もしよかったらご意見を!(ネタが重いかもしれないので、ご意見しづらいかもしれませんが、いろんなヒトのいろんな考えを聞いてみたいので・・・気軽にご意見ください)


同じカテゴリー(日記)の記事画像
まだ早い、、、
美しくないよな〜
黒柳のまんじゅう
マカロニ市場
ゴールデンウイーク初日
太陽グラス
同じカテゴリー(日記)の記事
 最近のブログ&解説記事 (2012-05-18 22:53)
 最近のブログ記事 (2012-05-13 19:43)
 最近のブログ記事 (2012-05-11 20:57)
 ここ数日のブログ&解説記事 (2012-05-09 09:03)
 まだ早い、、、 (2012-04-30 16:28)
 美しくないよな〜 (2012-04-30 12:06)

Posted by kissy(岸本圭史) at 09:00│Comments(6)日記
この記事へのコメント
問題の捉え方がステキですね。

落雷・・これは、間違いなく起こったものでしょう。
同じように、餓えで苦しむ人々。それも現実でしょう。
宇宙人はいますか?(ちょっとずれますが)
これは、いるでしょう。信じる、信じないの問題ではなく。
地球という物体が存在しているのなら、他にもある確立があるのです。。。

さて、遠くの島で落雷が落ちたことが、事実であるのならば、私に出来る事はなんでしょう? 自分には落ちてこないように、避雷針を立てたり、雷の日には外に出ないようにしたりして、その悲劇から身を守る術を学ぶ事でしょう。
遠くの島で、餓えに苦しむ人がいて、私に出来る事はなんでしょう? 
それは、精一杯生きる事でしょう。
少しでも健康を全うし、生を感謝することでしょう。
そして、生きる事を喜び、楽しむことでしょう。
愛するものを、愛することでしょう。
それが、答えなのだと思います。
街角の募金箱にお金を入れることでもなく。
可愛そうだと、嘆くのでもなく。
自分だけはよかったと、胸をなでおろすのでもなく。
こんな世の中だからと、腐るのでもなく。

と、私めは思います^^
Posted by at 2007年11月12日 12:19
お名前がわからないのが残念ですが・・・書き込みありがとうございます。

そっかあ・・・ここからもう少し踏み込んで「私になにができるでしょう?」というところまで思いを馳せる、という考え方もありますね。う~ん・・・考え始めると深いです・・・・。
Posted by kissy at 2007年11月12日 19:24
名乗るほどの者では・・・(初心者ですみません)

>「私になにができるでしょう?」
という問いかけではなかったのですね。
失礼致しました。

宇宙人が、飢餓で苦しんでいたら、それは分らないから、なかったことでしょうか?

精一杯生きることから見を背けてはいけないような気がしてならないこのごろですー^^

(別に宇宙人が好きなわけではないです。例えとしてです。あくまでも。。。)

答えは自分の中にある。
Posted by あいざわ at 2007年11月13日 09:33
あいざわさん、ありがとうございます。
私(岸本)自身は、この話をずっと、「知らなかったから、それでいいのか?」「自分とは関係のないところで起きたことだから・・」という理由で、見たくないもの・関わりたくないものから自分を遠ざけてしまおう、という風潮に対して「それでいいのか?」ということなんだろう、と考えていました。
あいざわさんのように、もう一歩踏み込む考え方に、気付きそうで気付かなかった自分の未熟さを、恥ずかしながら少し反省しました。

精一杯生きるということに対して真摯でありたい、とボクも心から思います。
「私に何ができるでしょう?」・・・この問いかけは、あいざわさんが書き込んでくれたことで、僕の中では、この話の新たな切り口としていろいろ考える余地を与えてくれました。
ありがとうございます。
Posted by kissy at 2007年11月13日 11:23
コラムはともかく、あの物語の最後はたしかこんな落ち。

時代遅れになってしまったロボットの生き(?)残りが、受け入れてくれるかどうか分からない人間のもとへ、飛行機に乗って無人島を脱出する。
そのとき、ロボットがつぶやく。
「人間て、不思議だから・・・。」

答えは人それぞれでしょうが、そんなことに考えをめぐらせて、思い悩む人間ってホント不思議・・・。
Posted by 弟 at 2007年11月14日 17:28
お、Kissy弟ひさしぶりに書き込みありがとう!

あの物語を知っていて(観たことがあって)、その上でこんな設問を投げかけられると、確かに不思議な感覚になるのもわかる気がします。

あーでもない、こーでもないと、出るはずのない答えに考えを巡らせるのって、確かに不思議ですよね。けど、だからこそ人間、という感じがしないでもないKissyです。
Posted by kissy at 2007年11月14日 18:35
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
音はしたのか?しなかったのか?
    コメント(6)