2009年06月23日

数の論理

500円の商品を450円に値下げして売ってしまったら、50円分の利益が減ってしまう。
原価を積み上げて出した値段の500円だから、それをたとえ10円でも削ろうとすれば、品質を落とすしかない。質にこだわる者としては、それはできない。ましてや450円では利益は5円しか出ない。

そんなのどうだっていいんですよ。
450円で5円なんて、小さなこといっているから伸びないんです。1個5円の利益でも、一日に10万個売れば50万円の利益じゃないですか。100万個売れば500万の利益です。数を売れば、利益が取れないなんて甘っちょろい話は、消えてなくなるんですよ!

数年前、セブンイレブンの弁当の開発戦略をテレビで特集していたときに、セブンイレブンのやり手の社員が、親子ほども年上の弁当会社の社長に対して、キレたように言い放った言葉だ。

当時のテレビ(Fテレビだったと記憶している)のナレーションは、このセブンイレブンの社員の言葉を、「これぞビジネスを生き抜くための鏡だ」と言わんばかりの絶賛を浴びせていた記憶がある。

これが数の論理だ。

たくさん売る、たくさん儲ける
そのためには、小さな会社の小さな儲けのことなど、どうでもよい。
数さえ売れれば、その社長のこだわりなんて吹っ飛ぶに決まってる。

それが、大きな会社で大きな事を動かしているような気になっている、裸の王様の考える論理だ。

それは国土交通省にも、国政政治家にも、さまざまな「オレが動かしているんだ」と考えている人間に通ずるものがある。


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Posted by kissy(岸本圭史) at 08:09│Comments(3)日記
この記事へのコメント
あー、今朝そのFテレビで、廃棄弁当を値下げして売って、セブンイレブンに怒られた店長がかわいそうだ的なニュアンスで報道されてたっけ・・・。

数年前に同じ事柄を取り上げたら、きっと店長が叩かれていたんだろうなぁ・・・とマスコミの節操の無さを憂いつつ、それを見ている俺は、数年前に同じ事柄を報道を通して見たら、どう感じているんだろう?と疑問に思ったりもした。

テレビも信じられないが、自分の価値観も結構いい加減なもんだ。
Posted by 弟 at 2009年06月23日 11:14
>弟クン、
ほんと、自分自身の価値観なんてのも、案外コロコロ変わってアテにはならんもんだよね。
けど、それはそれでもアリかとも最近思います。絶えず「変化」していく自分のスタンスを、自ら認めて受け入れることも「成長」のひとつかな?と・・・
ただ、テレビやマスコミの卑怯なところは、はじめからダブルスタンダードだと分かっていて、「売れる・視聴率が取れる方」をそのつどセンセーショナルに煽るくせして、それを巧妙に「正義」という偽の鎧で隠しこむところが・・・そこがボクには許せないんだよな~。それは成長としての「変化」ではなくて、利己主義と自分さえ良ければいいという思想を表した「ズル」だ
Posted by kissy at 2009年06月23日 21:35
薄利多売 ん~忙しいのに儲からない 

こんなバカげたことないと思います。

やっぱり働いたら働いた分だけ 稼がなくっちゃ!

ただし儲け過ぎても行けません。

無理をするからどこからか瓦解する。

適正価格で売る それ以上の価値に見せる

これこそが商人の腕の見せどころではないでしょうか?

安く売る これは売ったではなく安く譲ったってこと

自信があったらへつらう必要は全くないと思います。
Posted by 天城声天城声 at 2009年06月26日 22:01
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    コメント(3)