新型インフルエンザの取材・報道に情けなく思う

新型インフルエンザの感染拡大

それは事実なので、事実として報道するのは、報道機関として当たり前のことだと思います。
季節性インフルエンザと同程度の危険性だというのに、多少大げさかな？とも思いますが、それでも全く新しいウィルスのことなので、対応が遅れたり、無作為がゆえに感染が拡大したりするよりは、大きく告知をした方が良いと思いますが・・・

昨日の取材報道の様子でのひとこと。

病院の前で待機していた記者が、感染の疑いがある患者の方が新型インフルエンザだと分かった瞬間に、なんと言ったか？

確定！確定！確定だ！

裁判で有罪が確定したときの取材報道とうりふたつ。興奮した様子でわめき散らして走り回っているのです。それを写すカメラマンまでもがカメラ持って走り回っているのが、誰の目にもハッキリわかる。

感染型の病気に感染してしまうことは、犯罪と同じくらいセンセーショナルだと言わんばかりの取材の姿勢と、報道。あれでわかりました。

彼らは事実を伝える仕事をしているのではない。
よりセンセーショナルに世間を驚かせる「ネタ」を探し回っているだけだ。

報道に携わっている輩の多くの、あきれんばかりの体たらく。情けも容赦もなにもない。もう腹立たしいやら、情けないやら、あきれるやら・・・こんなヤツらが作った番組を、オレは毎日見せられていたのかと思うと・・・

そんなテイノウなマスコミに踊らされて、感染した人を遠まわしに差別したり遠ざけたり・・・そんな風に恥ずべき行動を取らないように気をつけなきゃ・・・改めてそう思った。