2007年09月21日
少し胸に刺さる出来事
ここ数日、運動不足解消のために、時間があれば散歩をしています。今日も午前中、比較的時間の余裕があったので、郵便局へ行くついでに、30分ばかりかけてぐるっと一周歩いてきました。そこで出くわした出来事・・・
子供のころに通っていた小学校の脇を流れる狩野川の土手を歩いていたら、木陰のベンチに年配の女性が座っていました。少し暑いけど晴れた日で気分の良い天気だったので、「昼間から散歩に出てきて、ちょっと一息ついているんだろう」と思っていたのですが、何の気なしにその女性の前を通り過ぎようとしたとき、不意にこう言われたのです。
「すみません、100円恵んでいただけませんか?」
小学校のころ、この川沿いの橋の下などに、よく浮浪者が住み着いていて「100円くれ」とか「お金よこせ」と言われたのを、一瞬思い出して、半分びっくり、半分怖くて反射的に「ごめんなさい、俺お金持ってないから!」と冷たく言ってその場を立ち去りました。(実際、財布を持たずに出てきたので本当に1円も持っていなかったのですが)
けれどもよく思い出すと、その年配の女性、Kissyの幼いころの記憶にあるような浮浪者のような姿ではなく、それなりにきちんとした身なりで、普通に手提げかばんのような荷物も持っていました。だから、「見るからに浮浪者」というような人ではなかったし、また、一瞬のことなのでわかりませんが、話し方や目線の感じを思い出しても、精神的な障害や痴呆などの様子ではなかったのです。・・・何だったんでしょうか・・・?
少し想像も含めていろいろ考えてしまいました。あの女性、こんな暑い日に土手の日陰で、100円のお金がなくて困っているのだろうか?のどが渇いてジュースかなにか飲みたいと思ってもお金がない、ということなんだろうか?
見た目にはごく普通の人のように見えるけれども、その実、100円のお金に困って「恵んでください」という人がいる・・・きっとその人だって、そんな屈辱的な言葉は言いたくなかったでしょうに・・・。そして同じ街で、何億ものお金を使って建てたビルやマンションが売れに売れている・・・今私たちが置かれている社会の、末端の現状というのを目にしたような気がして、少し胸に何かが刺さるような思いがしました。