2007年08月23日
「手伝わない」チームワーク
「チームワークとは、自分の役割ばっかりに没頭せず、仲間やチームメイトを手伝いながらみんなで頑張ることだ」
以前Kissyが務めていた会社の偉い方がこう言って「チームワークの大切さ」をとうとうと説いていました。言葉としては「なるほどごもっとも!」と納得したくなる内容の説明ですが・・・本当にそうでしょうか?チームワークって「お互いの仕事を手伝いながら協力し合うこと」・・・それで本当にいいの?
Kissyは個人的に、まったく逆の意見です。奇をてらったように聞こえるかもしれませんが、「仲間やチームメイトと一緒に協同作業をして仕事や目標を実現しようとするなら、自分の役割や仕事を全うし、あえて仲間の仕事を手伝わないこと。最後の最後まで自分の仕事を完ぺきにこなす努力をすること、それがチームワークだ」と思います。
ひとりでできない仕事とか一人ではたどり着けない目標を実現しようと、何人もの仲間やチームで取り組んでいるときに、一番大切なのは「目標を明確にしておくこと」と「仲間を信頼すること」だと思います。
目標を定め、それを実現するために、誰がどういう役割で何をすべきか?を決め、それぞれの役割をきちんとこなせば、チーム全体で目標にたどりつくことができる。そう信じているからこそチームワークが成り立ちますよね。それなら、一番大切なのは、お互いに信じてやっている一人一人の仕事を、お互いに信頼して任せ、自分は自分に与えられた役割ときっちりこなす。これが最も大切なことではないでしょうか?
仲間の仕事も手伝う・・・それは聴き心地よく聞こえますが、ウラを返せば「彼はもしかしたら役割をこなしきれないかもしれないから補助してあげよう」ということにつながります。お互いに信頼し合って「彼なら自分の役割をきっちりこなしてくれるはずだ」という信頼感を崩すことになりかねない。だから、安易に仲間の仕事を手伝ったりするのは、チームワークを乱すことにつながりかねないともいえます。
ひょっとしたらうちのチームのゴールキーパーは最後の最後でシュートを止められないかもしれないから、ゴール前でずっと守っていよう・・・・フォワードの選手やボランチの選手がそう考えてゴール前の守りを固めてばかりいたら、試合に勝てるでしょうか?
フォワードの選手やボランチの選手がゴール前で守りに専属でつくときというのは、それぞれフォワード・ボランチの役割をきちんとこなした上で、「今は守るべき」と判断するからこそであって、それは「ゴールキーパーの役割を手伝っている」わけではありません。
仕事や人生の小さな場面でも同様だと思うのです。
むやみに安易な気持ちで手伝おうとせず、自分の役割をきっちりこなす・・・それがお互いを信頼し合っているからこそ成り立つ、本当のチームワークのあるべき姿だと、Kissyは思います。