2007年06月23日

リハーサルって本当に大切

Kissyが以前、バンドをやっていた時、たくさん学んだことの中の一つ。
リハーサル(予行演習・事前準備)って、本当に大事ですね。みなさん、そんなこと言われなくても、それぞれにご存じかとは思いますが、ほんの少しおつきあいを・・・。

バンドでライブをやる時の準備って、じつはとってもたくさん練習します。おんなじ曲を何百回も合わせたり、ライブでやる曲順に一通り演奏するのを何度も繰り返したり・・・けれどもそういう練習は「普段の練習」。リハーサルはちょっと意味合いが違います。
本番とほぼ同様の環境で、ステージに上がり、照明やモニタ(客席ではなくて、自分側に聞こえる音)や、周りの機材やメンバーの立ち位置など、普段の練習では確認することのできないことを色々とチェックする作業が、いわゆる「リハーサル」。こういうライブやコンサートでは当たり前のことなんですがリハーサルの時点では、もう「演奏がどうだ」とか「この曲のここをどうしよう」とか、そういうことは一切チェックしません。リハーサルの時点では「演奏は完璧にこなせる」ことを前提に、それ以外のことをチェックしてるからです。だから、リハに臨む前までの「演奏の練習」は本当に必死です。リハが始まってしまったら、あとは本番まで、「演奏の練習」なんてできないし、もし練習不足だったら、そのまんま本番でも演奏できないままで終わってしまうから・・・

バンド活動から遠ざかってから10年近くになりますが、今でもこういう「リハーサル」の緊張感や大切さは、仕事や日常生活の中で、そのまんんま役に立っているというか、脈々と意識の中で根付いています。
お客様のところでお話しする、作業をするのが「本番」なら、リハは、その直前。出かける前の「準備」や、前日の作業シュミレーションや、話す環境やシチュエーションのチェック。お話しする内容・構成のチェックや、作業のための知識やテクニックなどは、仕事が決まってから準備するのではもう遅い。リハーサルの前までに、完璧にモノにしておかなければ、仕事には臨めません。

仕事や職業の種類はいろいろあると思います。けれども、どんな仕事でも「何の準備もせずにできる」なんてことはあり得ないと思います。当然、何らかの準備はするのでしょうけれども、もし思い当たる事があったらご自分自身で見つめなおしてほしいと思うのです。
知識や技術は普段の積み重ねのなかですべて完璧にモノにしておくべきもの。こういう知識や技術の習得は「準備」とは言いません。準備は、「本当にその仕事をする上で、本当にやってみなければわからないその場その場のいろいろな要素(場所の制約や時間の制約、その場でしかわからない細かな事情など)にどう対応するか?」を確認しながら調整することだと、Kissyは思います。

じゃあ、技術や知識はどうやって習得するの?・・・仕事の合間のちょっとした時間、そういうところで一つ一つ手に入れていくしかない、と思うKissyです。(研修とか勉強会のような場は、そういう習得よりさらに以前の基礎的な部分しか手に入らない、とKissyは思っています)



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Posted by kissy(岸本圭史) at 08:47│Comments(0)日記
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