2006年09月04日
トレードオフ
トレードオフとは、「ある事柄を優先するために、何か別のものを犠牲にする」という手法や考え方のこと。例えば、製品開発などで、「価格を下げるために、あってもなくても変わらないような機能をなくしてしまう」というような・・・。経営や製品開発などで業績を伸ばしていく場合によく使われる手法なのですが・・・。この考え方、どうも最近社会生活のそこら中にはびこっているような気がします。「快適さを優先するために、環境を犠牲に・・・」「自分の快楽を優先するために、子供や家族の面倒をみなくなり・・・」「お金が欲しいあまりに平気で不正を行い・・・」。ただこれは「トレードオフ」という考え方を安直に矮小して当てはめたもの。トレードオフの本当の意味は「本来、両方同時に実現するのはとうていムリと思うような相反する(矛盾する)事柄を、色々な知恵や技術を駆使して両方同時に実現する、その過程で、何度も検討したうえで問題なしと結論の出た部分への労力を省く手法」です。・・・会社経営やものづくりの現場で、こんな高度な、難しい命題を必死になってクリアしようとする会社や自治体、大人がどれだけいるでしょうか?いやむしろ、そういう事すら考えなくなり、簡単に「欲求の赴くままに」、ジャマなものをどんどん切り捨てていく・・・という考え方がはびこっているのでは?と思います。・・・・本当はトレードオフって、そんなものじゃあないはずなんだけれどなあ・・・
Posted by kissy(岸本圭史) at 12:00│Comments(0)
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