映画はどうして泣けるのか?

kissy(岸本圭史)

2008年02月08日 22:59

ヘコんでる、こんな時だからこそ・・・
「そのリンゴは赤いのか?」シリーズ ちょっとだけ脱線編

いえ、脱線といっても最終的に、「そのリンゴは赤いのか?」の話の流れに思いっきりつながります。というかつなげます。
ではさっそく・・・

今回のテーマは「映画はなぜ泣けるのか?」

映画館で見る映画は(その映画がたとえノンフィクションであったとしても)スクリーンに写されているモノは現実ではなく「虚構」です。もっといえば「ホントの話じゃない」・・・ある意味「作り話」です。
そんな「作り話」の映画で、主人公が不幸な病にかかり、恋人の見守るなか息を引き取る・・・そんなシーンがあったら、そりゃあ涙、涙の大泣き、ですよね?中には悲しくて、声をあげてむせび泣く方もいるかもしれない。

ところで・・・
ご自分の恋人や奥さん(あるいは旦那さま)と一緒に談笑しているときに、携帯電話に電話が入って「大変です!あなたの恋人の○○さんが、事故でお亡くなりになりました!!」って言われたら・・・どうでしょう?「亡くなった」と言われている恋人は今目の前にいる・・・だからその電話の話は明らかに「作り話」です。
・・・涙、涙の大泣き、になるでしょうか?なりませんよね~?「はぁ?」って言って・・・ひょっとしたら「見え透いたウソつくな!」って怒るかもしれない。少なくとも悲しくて泣くことはないですよ、ね。

さてさて、今の2例、映画もウソの電話も、おんなじ作り話であることには変わりありません。
けれども同じ「作り話」なのに、片や映画では号泣、片やウソの電話では全然泣かない。
おんなじ「作り話」なのに・・・

ここで最初の設問。
そういう風に考えた上で、

「作り話だとわかっているウソの電話では誰も泣かないのに、同じ作り話だとわかっているのに、どうして映画では泣けるのか?」

・・・リンゴの赤の話とは、何の脈絡も通じてないように思えるテーマですが・・・

この設問、リンゴの赤の話をいろいろ考えていた学生時代に、ある大学の教授から授業のテーマとして出された設問なんです。
そして、Kissyはこの設問に、いちおう自分なりの考えを巡らせ、自分なりの答えを出してはみましたが・・・いまだにあーでもない、こーでもない、と考えてしまうネタの一つなんです。

さあみなさん、みなさんはどうお考えになりますか?

Kissyの考えた結論は・・・次回のお楽しみ!です。

そうそう、「作り話なのに泣ける」のは、何も映画だけではありませんね。テレビのドラマでもおんなじです。Kissyは今週、「ちりとてちん」で毎日号泣しています。しかも朝・昼2回ずつ・・・^^

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