「あたみってなに!?」・・・「色はどこにある?」

kissy(岸本圭史)

2007年12月17日 23:19

前回の「虹の色は何色?」で「色」について色々考えはじめたKissy。このお話、半分は大学のころの回顧録、そして半分は今、考えたことや本で読んだこと、実際に体験したことをもとに書いています。

色ってなに?・・・このことに真剣に答えようとすると、頭の中では「なんなのか?」がわかっているつもりなのに、説明しようとしたとたんに「モヤモヤ」っとしてしまってうまく説明できないんですよ、ね。
リンゴの赤と紅葉の赤の話、虹の色の話で、けっこうあれやこれやと考え抜いたつもりになっていたKissyも、ここへきてどういうふうに考えれば答えが見つかるのか、行き詰ってしまいました。

「色とは何か?」
「色とはなに?」
「色って、なに?」
「色って・・・・」

考えれば考えるほど、なんだかワケがわからなくなる・・・うううぅぅぅっっ・・・半ばノイローゼ気味になってきたときに、思いがけない人が、答えへたどり着くための道しるべを与えてくれました!
その思いがけない人、というのは・・・Kissyの姪っ子、3歳。

○○○○○○○○○○○○
何年か前、弟夫婦、妹夫婦とKissy夫婦と両親で、熱海へ2泊ほど旅行をしに行ったことがあったのですが、その旅行の途中、ご飯を食べながらみんなで、

「熱海ってけっこう楽しいね」
「熱海って、面白い」
「けど熱海、混んでるね」

なんてことをワイワイ言っていたのですが、そのときに突然、姪っ子ちゃん(3歳)が、スパゲッティを目の前にしながらこう叫んだのです。

「あたみって、なに!!??」


きっと彼女は、幼心に「あたみ」というものを、そのときのレストランの食事で出てくる食べ物かなにかと思ったのでしょうね。
自分の食べているスパゲッティよりも美味しいのかなあ?というような思いもあったのかもしれませんが・・・。

それを聞いたママ(弟のお嫁さん)がこう答えました。

「あたみっていうのはね、いま○○ちゃんが来ているここの場所のことだよ。○○ちゃんのお家から車でぶ~ん、と走ってきたココのことだよ。おうちからず~っと離れた場所のことだよ。食べ物じゃないの。」

○○○○○○○○○○○○

「あたみってなに?」「ふじさんってなに?」・・・そういう幼な子が聞いてくる質問に答えるときには、まず「どこにある」のか?とかそういう当たり前のことを答えるよなあ・・・
そういうことを思い出して、「色とは?」という設問に当てはめてみようと思い立ったのです。そして浮かび上がってきたのが・・・

「色はどこにある?」

でした。
これも、ちょっと聞くと「はあ?」といいたくなるような質問ですよ、ね。

けど、こう考えてみると意外と深い。

紅葉の色は葉の表面にある
リンゴの色はリンゴの皮の表面にある
虹の色は・・・空に浮かぶ水滴の表面にある
では、空の色はどこにある?海の青い色はどこに?
鏡に映った自分の髪の毛の黒い色は、どこにある?自分の髪の表面?それとも鏡面の表面に?

さあ、「色はどこにある?」・・・そう考え始めると、またさらにキリがなくなってきてしまいました。
「色ってなに?」のところで、堂々巡りして、うんうん唸っているだけだったら、そこで「もうやめた!」とあきらめてしまえばよかったのですが、あんな「あたみってなに?」という姪っ子のひと言で、なんだか深い深い思考の沼にどっぷりつかってしまったような気に、Kissyはなったのです。

さて・・・結論から言うと、現時点でKissyには自分なりの意見がある程度まとまっているのですが、それを筋道立てて説明するのは、まだまだ長いことかかりそうです。
で、もしコレを読んでいる皆さん、よろしかったらご意見ください。

あなたは、「色はどこにあると思いますか?」・・・どれが正しくてどれが間違い、という問題ではありません、ね・・・Kissyが持っている意見も「見解のひとつ」。それを書く前に、もし読んでいただいている方から、「私はこう思う」というご意見が聞けたら、Kissyにとってこんなに楽しいことはありません。

次回、このことについて投稿するのはたぶん1週間以上先のこと。
それまでの間、もしよかったら、・・・

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