2008年10月09日
特定非営利活動法人NPOサプライズ
発足に寄せて
今年の3月頃から、ずっとこれが私たちの目標の一つでした。
NPO法人の設立。
代表の飯倉さんから「影奉仕活動日誌」上で報告のあった通り、本日10月9日、ようやく正式に発足し、3月に目指したことがとりあえず、まず一つ実現しました。
とりあえず、一番初めに越えるべきハードルを越えたところで、これまで表明していなかった私の想いを、ここに書いておこうと思います。
「パソコン相談所」「ITコーディネータ」という仕事に就いていて、一見何の関係もなさそうな「NPO活動」に参加したのには、二つほど理由がありました。
思っている事は、行動に移してこそ、初めて思ったことになる
口では立派な事を言うけれど、自分では何も行動しない
他の人の手柄を、自分の手柄のようにして自慢し、自分だけが得をしようとする
自分を良く見せるために、本心では思ってもいない事を平気で口にして言う
本来自分自身で行うべき事を、他人に押し付けて自分は何もしない
そういう「ずるい」行為を、私自身はどうしても許すことができない性分でした。
こういうズルい大人、ズルい社会人が目立つ世の中に生きているので、当然、多くの場合、仕事上で出会いがあっても期待はずれに終わってしまう事が多く、正直、私自身「そんなに骨のある人物なんて、もういまどきいないんじゃないだろうか?」・・・そんな風にさえ思っていました。ところが・・・
そんな中、昨年10月18日に出会った方々の中に・・・いたんです。
思ったことを私心なしにズバズバと言い、
そして言ったことは自分に課し、
自分に課したことは、本当に自分で実行に移す
そういう人が・・・。
しかも、ひとりではなく、ゴロゴロいたんです。
この時の出会いは、私にとって、この10年間の中で最もインパクトのある、そしてたぶん今後数十年間にわたって大切にしていくべき、価値のある出会いでした。
昨年の年末、家内に切々と語った覚えがあります。
こんなに尊敬できて、しかも意気投合できる人に、しかもこんなにたくさん出会えたことは、奇跡だ。
というか、そんなに素晴らしい人材が、この伊豆という場所にこんなにたくさんいることが、信じがたいほどの奇跡だ、と。
自分が幸せでいるためには、何よりも自分の周りの人が幸せでなければならない
30代中頃から、自分と自分の家族のためだけに仕事をしてお金を稼ぐだけの生き方ではない、何かをしたかったんです。これまで生きてきて、色々な方に支えられ、色々な方に助けてもらいながら何とか生きてこられたこと・・・その事に対してとても感謝をしていて、けれども、その方たちはきっと、僕から恩返しをされても喜んではくれないだろうから・・・それなら、今度は僕が、ほかの誰かのためにできることを、僕のできる範囲で一生懸命やろう、そう思ったからです。
7年前、一生の伴侶と出会った時に約束したことがありました。
「自分たちを支えて下さった方たちが望んでいるのは、僕たち夫婦が幸せになること、それが一番大事だ」
「だから自分たちが幸せでいるために、自分の周りの人たちにもたくさん幸せになってもらおう」
そんな色々な想い・・・どうやったら想いを実現できるのか・・・?
そんな想いを抱えていた年末・年始、ある方が、面白い事を言い出しました。
「ゴミ拾い、しませんか?」
そう、このNPOサプライズの代表理事となった飯倉さんです。
始まりは、彼の仕事場の周りに心ない方が捨てていくたくさんのゴミ・・・それを何とかしたい、ということからでした。
「何とかしたい、ゴミをなくしたい」・・・言うだけなら簡単だ。偉そうに論評するだけなら誰でもできる・・・そう思っていたところへ、「ゴミ拾い、やりましょう」と言いだしたので、「これは・・・本当に行動する意思がある!」そう思い、私もそれに参加する事にしました。
けど、片道1時間かかるところまで行くのは、1回だけならできるけど、毎週毎週は、きっと途中でできなくなってしまう・・・だから、同じ日、同じ時間に、僕は沼津の自宅の周辺を、同じ気持ちで拾います・・・そう言ったのが始まりでした。
その後、その活動は「影奉仕」という名前の活動になりました。
影奉仕が始まったころ、参加しているメンバーでいろいろ話をしました。
「これをずっと続けていくには、何かきちんとしたカタチにしなきゃならない」「一番頑張っている人が、お金も労力も一番かぶらなければならないのは、おかしくないか?」
それなら、法人化してきちんとNPO活動として認めてもらうようにしていこう・・・NPO法人にすることが決まったのは、そういう経緯からでした。
その後、NPO法人化を目指すのにあたり、ほとんど毎日のように飯倉さんと、そしてもう一人今回副代表になった居山さんとも喧々諤々(けんけんがくがく)議論をし、単なるゴミ拾い活動の集団ということではなく、自分たちの住んでいる地域と、その地域に携わるすべての人たちに役にたてるような、そういう活動をどんどんやっていこう、という事になり・・・
そうやって、NPOサプライズというNPO法人の活動や理念、目標がカタチになって行きました。
そんな風にあーでもない、こーでもないと、お金もなければノウハウも知識も経験もない連中があつまって議論をしていたのが今年の5月。
それから、色々な経緯を経て、申請を出し、受理され、登記を済ませて・・・やっとたどり着いたのが、今日のこの日。NPOサプライズ発足の日です。
ここまで来るのには、代表になってくださった飯倉さんの熱意と行動力をはじめ、設立発起人会に参加をしてくださった皆さんの熱意と、そしてNPO法人の設立なんてやった事もない私の、数々の不手際を最後まで一度も責めずに協力をしてくださった、理事・監事をはじめとするたくさんの方々のご厚意のおかげだと思います。
事務局として、このブログ記事を借りて、篤く御礼申し上げます。
さて・・・けれどもたどり着いたのは、「スタートライン」です。
私たちNPOサプライズが目指すものは、NPO法人設立ではありません。
私たちの住む静岡を、そして数十年後に私たちの子供の世代・孫の世代が暮らす静岡を、日本を、より暮らしやすい、素晴らしい社会にしていくために、私たちにできることから一つ一つ始めよう・・・そして、ほんの少しだけ・・・こういう活動を実際にやるのに、必要な、ほんの少しの勇気を、ひとりひとりが少しずつ出していこう・・・それがNPOサプライズの目指すものです。
スタートラインに立ったら・・・次ははじめの一歩を踏み出さなければなりません。
まだまだ、これから。
まだまだ序ノ口。
ここから、人の倍努力して、やっと一人前・・・そう思って、頑張っていこうと思います。
(自分の記事を改めて読み返しました)
確かにあの日のメンバーが…。
長いようで短かった一年間?
これからもよろしくお願いします。
スタートラインに 立ちましたねぇ~!”
今後共 宜しくお願いします。

でもこれからがスタートです。
いろいろ手続き大変だったと思います。
全部丸投げですいませんでした。
本当にお疲れ様でした。
これからもよろしくお願いいたします。

ホント、長いようで短いようで・・・けどやっぱり長いようで・・・でしたね^^。これからもよろしくお願いいたします。
biroさん、
そう、これからですね。頑張りましょう^^
天城声さん、
いえ、ボクがやったのはただの事務手続きです。そこへ向かって色々アイデアを出し、コツコツと実際の活動を進めていただいた皆さんの力があってこそだと思います。
これからもよろしくお願いします。

色々とご苦労様でした。これからですね~
私も、自分のできることを少しずつ、長く続けていけるように
頑張りますので、これからも宜しくお願いします。
ある東京の方から「凄い早さだね」と先ほど言われました
僕自身待ちわびていた日なので 早速行動を起こしました
その結果 また新しい事ができそうな予感がしてきました
NPOサプライズという名前の通り 僕はこの伊豆に様々な形で「驚き」を提供できればいいと思っています そして「やるか」「やらないか」 この言葉の重みを大切にして頑張っていこうと思っています 今後数十年本当にお付き合いさせて頂きたいと思っています 今後とも共に前に向かって 自分達の速さで向かっていきましょう 一度乾杯したいですね^^
今後もぜひご協力ください。
飯倉さん、ホントここまで色々ありがとうございました。
ここから始まる色々なこと、ぜひ頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。
乾杯、ぜひどっかでやりたいっすね。