2008年09月21日
素朴な疑問・・・
「ゴミを減らそう」「ゴミを拾おう」
・・・日常生活で買うモノ・使うモノ・食べるものを減らせば・・・つまり買わなければ・使わなければ・余計に食べなければ・・・ゴミはそもそも出にくくなるんじゃない?
世間の論調を見聞きしていると、政治経済・行政の話で「無駄遣いが多すぎる」という時には、必ずと言ってよいほど、「ムダな浪費をするから、税金が足りないなどとたわけたことを言うんだ」といって、「そもそも使わなければお金はいらないはず」という論理をガンガン展開していますけれども・・・
振り返ってみれば私たち自身が、まずそれを自省すべきで・・・
お昼にマックへ行って駐車場で何分も並んで待つ・・・のをやめれば、余計なマックの空き袋がゴミになることはないし、アイドリングでガソリンも浪費しないしNO2も出ない。
家族一人一人が別々の部屋でテレビを見てる・・・なんて言う事をやめれば、そもそもテレビの台数は少なくて済むし、電気代も減る。
タバコを吸うのをやめれば、健康に良いし、その上吸殻をゴミとして出すことはなくなるわけで・・・
今、地球規模で「生きるか死ぬか」の瀬戸際に立たされていることをきちんと受け止めれば、「多少我慢しても死にャぁしない」事を思い切ってやめてしまうことで、ずいぶんとゴミは減るし環境破壊は止められる・・・そう思うんですけれども・・・
現実にはなかなかそうはいかないものですね・・・。
どうしてうまくいかないんだろう・・・?と素朴な疑問を考えてみた・・・
モラルの問題?無関心や無知が招いた問題?
さすがに世界中の人が一斉にエコに目覚める、というのは難しいことなの・・・?
そんな風にいろいろ考えてはみたのですが・・・
世界中が一斉にひとつの事に集中する・・・それは不可能じゃない事を、オリンピックやさまざまな世界的なイベントが示してくれています。
モラルの低下?今の若い人たちが無関心だから?・・・それは、外側にいる人が知らないだけで、実は本当にやってみれば、信じがたいほど多くの人が関心を持ち、コツコツと地道にやっていることが分かります。
じゃあなぜ・・・?なぜ、「ゴミを減らす」「環境を守る」のに最も効果的な方法・・・「作らなきゃいい」「使わなきゃいい」・・・それをしないの?
「遠出をしてガソリン使って環境壊してまで旅行しなくても、死ぬたぁないから、伊豆へドライブするのヤメた」となったら、環境は守られるかもしれないけれど、伊豆に住む人の食いぶちは確実に減ってしまう・・・
「多少インターネットがつながらなくたって、会社がつぶれるわけじゃないから、パソコンやITへの投資をやめよう」・・・そんな事をしたら、ITサポートの仕事はなくなってしまうし・・・IT投資をやめた会社は、確実に業績を落としてしまう・・・
じゃあなぜ・・・?
最後に、いろんな言葉がテロップで流れました。
「できるだけ、公共交通機関を使おう。」
「リサイクルしよう」
「できればハイブリット車に乗ろう」
「電力会社に、クリーンエネルギーでなぜ
電力を供給できないのか、聞いてみよう」
「環境問題に取り組んでいるひとに投票しよう
いなかったら、自分が立候補しよう」
などなど、自分たちが今すぐできるエコな言葉が
たくさんでした。
その前に映画の最後で、ゴアさんが
「環境問題と、産業の発展は共存できないと(劇中ではなんて言ってたかな??)大統領や、経済界の人たちが言うけど、やり方次第で可能なはず」
と、結んだのが印象的でした。
これは、kissyさんが悩んでいらっしゃることですね。
昨日は、ニューヨークから2時間半のところで農業の共同購入システムを開発した若者の取材をテレビで観ました。
有機栽培で、価格も安く、安心で新鮮。
そして、何より、長距離輸送しないので、環境に良い。
そんな野菜を求めて、500人も会員がいるそうで、毎週土曜日に、各地に配達しているそうです。
会員の要望で100種類の野菜を作らなくてはいけないけど、作ったものはすべて会員が買い取ってくれて、捨てることはないし、生産者側も、たとえばトマトだったら、普通は流通する過程に時間がかかるので日持ちする品種を出すしかないところを、彼の農場ではすぐに出荷できるので、14品種も作って、新鮮なうちに届けられるそうです。
これは生産者にとっても、購入者にとってもエコな活動で、しかも生産的だなと思いました。
この辺でも、やったらいいのにね~とお父ちゃんに言ったら、「結局、カッペなんだよ。この人たちは都会の人だろう?だから、こういうことに敏感だし、共鳴する。田舎の人間は、カッペだから、わかんないんだよ」と言いました。
ゴアさんの映画では、みんなで少しづつCO2を削減していけば、1990年代以前の水準になるとグラフで表していました。
住宅の断熱材を増やす。
エアコンの設定温度を調節する。
などなど、簡単なことです。
化石燃料を使うのは環境に悪いから、もう使わないようにしようと言っているわけではなく、みんなが少しづつエコに目覚めて、ちょっとだけ賢く、手間を惜しまなければ、大丈夫と言っているように理解しました。
要は、さっきの農場もそうですが、
「頭と手を使って、無駄を省く」
それを、世界規模で行えば、地球が救えると思います。
そうしたら、旅行もネットも、きっと楽しめると思います。
すみません、、、すっごく長くなってしまいました、、、
物がないと不幸、旧型は環境に悪いので買い換えましょう。古い携帯はかっこうわるいので新型にしよう。アナログテレビは映りが悪い?から液晶テレビに買い換えましょう・・・。
企業や国が推進しているのは、「使える物を捨てさせて、新しい物に買い換えさせてゆく」このことでしょう。
環境ビジネスという、うさんくさい商売がどんどん伸びているこの世の中、なんかおかしくないかなぁ (=^..^=)ミャー
ゴア元副大統領の言わんとするところもよくわかるし、たんたんさんが、それを通じて感じ取って、ご自身で伝えたいことも、なんとなくわかる気がします。
極端に悲観的・否定的になって、明るい未来の光を自ら消すようなことは愚かだ・・・ボクもそう思います。
だから、何かの可能性を見つけたい、その点で一致してはいると思うのですが・・・どうしてもボクには目についてしまう事があるんですよ、ね。
よしおさんが奇しくも例に出しているように、「エコ」が良いイメージを売るという事を逆手にとって「環境ビジネス」という商売で儲けている輩がいることに・・・
なんだ、ホントの目的は「エコ」でも何でもないじゃん!
そういうアホウな某会社の社長に物申したい気持ちが、ボクには抑えられない部分もあるんです・・・
ボクもアホウですね・・・未熟者だ・・・(T-T)

まさにおっしゃる通りで・・・物質的に便利で豊かにあふれている方が、モノがないよりも幸せだと思う・・・その俗物的というか物欲丸出しの感覚が、いまの「なんだかおかしくないか?」という気運を呼び起こしているのだと思います。
だって、公園でDSの画面に夢中になってる小学生よりも、「トトロ」の中のように、森や野原で駆け回っている小学生の方が、僕にははるかに幸せそうにみえるんだもの!!
