ブログ・コミュニケーション
Kissyは、以前から自称「ブログ否定派」でした。
ネットの上だけのつながりなんて、有益なものを何も生み出さない・・・5年以上ブログを続けてみて、そう感じていたからです。
半年ほど前、イーラパークのブログ村に参加して以降、そこまで極端にブログというものを否定はしなくなり、ある一面では「ブログがとても大切なつながりをはぐくむこともある」と、考えを一部改めました。
けれども、だからと言って「ブログ」というものを、手放しに「とてもよいコミュニケーションのツールだ」とはとても言う気になりません。
その意味では、今でもKissyは、正真正銘の「ブログ否定派」です。
どうしてそんなに否定したがるのか?
理由はひとつ。
ブログ上だけでのコミュニケーションは、ある日突然、一方的に、何の断りもなく、コミュニケーションを断たれてしまう事があるから。そしてそれが、いとも簡単に出来てしまうから、です。
事実、Kissyが多くのブロガーさんとやり取りをするようになってから、たった半年しか経っていないのに、この間、200人近い人とコメントのやり取りやメッセージの交換をして、そのうちの約半数とは、気づいたら、全く連絡が取れなくなっていました。どこに住んでいるか、何という名前の方か、メールアドレスさえ分からずに、ブログ上だけでコメントを書きっこしていただけの方・・・だからブログを閉鎖されてしまえば、もうその方と何か情報交換しようと思っても、こちらからは、何もできない。
もちろん、そんな人ばかりではない事も事実です。
ブログ上だけでやり取りが始まり、顔も名前も知らない方なのに、なぜか「確かに通じあえている部分がある」と思えるような方がいらっしゃるのも事実ですから・・・
そしてもちろん、ブログをやめてしまうのが悪いことだと思っているわけでもありません。人それぞれ、事情があるだろうし、Kissy自身も、もし実生活で何か事情ができたら、あっさりブログをやめてしまうと思うので・・・
けど、だからこそ、続けられている今のうちから、きちんと自覚しておきたいな、と思うのです。
ブログは、「つまらない」「面倒くさい」と思って、辞めたくなったら、いつでもあっさり、簡単にやめてしまえます。だから、ブログ上だけで、どこのだれかもわからない状態でつながっているコミュニケーションというのも、「いやだ」「もうかかわりたくない」と思ったら、何の前触れもなく、なんの断りもなく、スパっとコミュニケーションを断つことが出来てしまいます。
そういう「いつでも、自分がイヤになったときに、誰にもとがめられることなく簡単に逃げることが出来てしまう」ブログ上でのコミュニケーションを、できれば、少しでも、「ブログを書かなくなっても、ちゃんとボクはここにいる」という事を伝えて、ブログがなくなったらコミュニケーションがなくなってしまって、それでハイ終わり、にならないような・・・そういうコミュニケーションを、ひとつでも多く、作って行けたらなあ、と思うんです。
逃げられない・一方的に切れない・・・けれど、
単なるブログ友達というだけでは絶対に伝えることのできない何かを分かち合える・・・そんなコミュニケーションを築くことができないかなぁ?と、最近よく想うKissyです。
追記:Kissyがブログ否定派だと自称しているのにもかかわらず、毎日ブログ記事をアップしているのは、そういう僅かな望みをつなぐため・・・ブログを通じて、もっと深いコミュニケーションが生まれるかもしれない?という淡い期待を持っているからです・・・^^;;
関連記事