八百万(やおよろず)

kissy(岸本圭史)

2008年04月22日 11:25

じゅりんさんのブログのコメントを読んでいて、ふと思い出しながら考えました。

「日本にはたくさんの神様がいて、一緒に生活しているんだなぁ・・
なんて、このオフダをみると何となくそんなことを思えて・・・(略)」
「月読師・だんじゅりんの 萌えいずる日々」コメントより引用)

Kissyも幼い頃、おばあちゃんやおじいちゃんに、「山の神様」とか「お米の神様」とか、いろんなものに「神様」をくっつけて説教されたり、昔話してもらったのを覚えています。

大学の時なにかの授業で聞いた覚えのある話。

日本古来の宗教・・・というか神道・・・は、「八百万の神(やおよろずのかみ)」という言葉に表されるように、自然界のあらゆるものに神が宿っていると考えていた。
だから、どの神が偉くてどの神が偉くないとか、そういう思想がそもそもなかったし、「神が唯一絶対の能力を持っている」という思想もなかった

・・・のだそうです。(聞きかじった話だから、本当かどうかは知りません)

「心のよりどころして信じる」ものを、「唯一絶対」と言ってしまうから、それ以外のモノを認めることができなくなり、自分の信じる神以外への信仰を許せなくなってしまうのでは?なんてことを考えてしまったりもします。

自然界のあらゆるものに神々が宿っていて、それぞれが、それぞれの世界で役割を果たしている

そういう考えを大切にして、誰が一番なのか?を問題にせずに「何を大切にすべきか?」を教えてくれる、「八百万の神」っていう考え方というか、信じ方というか・・・そういうものが、最近Kissyは好きです。


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