ITサポートという仕事
IT会社やIT産業って、とっても効率のよい儲かるお仕事だと思っている方が多いようです、ね。ここ数日、いろいろな方から「今をときめく花形で儲かる仕事でいいね」と言われます。
けれども、それは全くの誤解・・・あるいは一部誤解です^^
世の中、真しやかに「IT活用で企業の業績アップ」「IT化で販路拡大」などと言われていて、それが「ITの専門技術を提供している仕事は儲かる」というイメージにつながっているようですが・・・
IT・パソコン・インターネット・・・これらは企業活動を行う上での「道具」の一つに過ぎません。道具を良いものにしただけで、即座に企業の業績がアップするわけありませんよね。
賢い経営者・先見の明のある経営者・優秀な会社・将来性のある会社なら、そんなことは百も承知です。だから、
優秀な経営者・優秀な会社であればあるほど、IT業者を重用することは絶対にありません。
そして・・・もし会社の経営が傾いたりしたときに、まっさきに切られるのはIT業者です。
どうしてかって?
投資して売上が即座に上がるわけでもない、即効性のない部分はどこかといえば、「システム」部門だったり「IT投資」だったりするからです。
だから、景気が良くてもウハウハになることのないのがITサポートであり、そして景気が悪くなったらまっさきに路頭に迷うのがITサポート業者です。
ITサポートの仕事が、楽で儲かる仕事だ、なんてことは、絶対にないのです。また、そんなことがありえてはならない。
それならKissyはどうやって「儲けて」いるのか・・・・
簡単です。儲けてないんです。(コレホント。イヤ実際儲からないんですよ・・・^^;;;)
この仕事は儲けてよい仕事ではないんですよ、ね。
お客様(個人だったり会社だったりします)の役に立ってナンボ・・・であるべきだと思ってます。
ちなみに・・・かつて勤めていた会社の上司に「そんな事言ってるから業績が上がらないんだ」と叱咤されたことがありますが・・・ITサポート・ITソリューションなんつう看板を掲げる限りは、それに甘んじなければならない。そう自分に言い聞かせながら日々仕事をしているKissyです。
・・・なんつって、けどやっぱり私も人の子。儲かる仕事があるんなら、やっぱりそういう仕事は取りたい、って思うことも、正直ありますけど、ね(^^)
ヒント:「ITサポート」「ITソリューション」という言葉をあえて使っている点に着目
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