僕の好きな公園

kissy(岸本圭史)

2009年09月04日 09:01

大学生の頃、千葉に住んでいました。アパートの近くに、ちょっとした公園がありました。公園全体の広さは、小学校の校庭くらいあって、そこそこ広い公園。全面が芝生で、少し木が植えられていて、ベンチがいくつかあるのですが、それ以外には噴水もなければ、遊具もない。

広さが充分あるので、土日になると、たいてい誰かしらが何か催し物をやったり、何かの大会の集合場所になったりしていました。
けれども、公園全体がその催し物のために占有されるわけではなく・・・真ん中の芝生でバザーのようなものが行われていても、周囲を囲むようにしておかれているベンチでは、何の関係もない人が座って、本を読んでいたり、わんこを散歩させていたり・・・

催し物をしている人たちも、特にそれを気にするわけでもなく・・・つまり公園へ来た人たちが、思い思いに自分の時間を楽しんでいる。
その公園は、そういう空気がいつも漂っている公園でした。

Kissyは、その公園が大好きでした。

何も作らない
何も演出しない
何も制約しない

いろいろな人がそこへやってきて、自分の好きなように過ごす
けれどもお互いを邪魔することもなく、また逆に、知らん顔して無視するわけでもなく・・・
同じく浮かんで思い思いに過ごしていることを、お互いが認め合っているような・・・
そんな風に日常の時間を作っている

そういう公園で休みの日の昼間を、特に何をするわけでもなく過ごすのが、大好きでした。

代々木公園・セントラルパーク・・・思い思いに過ごすことのできる有名な公園ってたくさんあるけれど、地方の町の片隅にある公園でも、こんな風に穏やかな時間が流れていたんだなあ・・・と、最近になって思い出すことの多いKissyです。

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