物事を考え、表現することについて

kissy(岸本圭史)

2007年09月02日 23:31

読んでいて「ピン」ときた方、誤解なさらないようにしてください。あなたのことを非難しているわけではありません。



ある親しい人からこう言われました。
「Kissyさんのブログ、よく読ませていただいているんですが、難しい漢字や言葉が多くて分かりづらいんです。もっとわかりやすく書いてもらえませんか?」



確かにおっしゃる通り。私のブログ、たまに極端に難しい文字や普段あまり目にしない漢字、言葉づかいをすることがあります。
普段の私は、実生活でそんなに小難しい言葉で話しているわけでも書類を書いているわけでもありませんが、この「ひとり言」で敢えて難しい言葉を選ぶのには、自分なりの理由がいくつかあります。それは、「自分の意見を述べること」ということに対する私の信条でもあります。





そういうわけで、これまで、とくに真面目な内容のブログを書いている時には、多少難しいかも?と思う字や表現でも、あえてそのまま使っていました。(最後の理由に書いたように、そこに「このくらいの表現は、もし読めない、わからないのなら自分で調べて理解してほしい」という尊大な態度がありました。その点は今回指摘されたことで自分も気づき、反省しました。)



大学時代に哲学・倫理学という分野の学問を学び、その中で自分なりに「考えを表現する、正確に言葉を使う」ということの大切さを叩き込まれたKissyとしては、今後もこういう書き方を変えるつもりはありません。



けれども、確かに「難しい」「読めない」という表現や漢字を使っているのも事実。そしてそういう方にも、できればこれらの字や表現の使い方などを知っていただければ、このブログを通じて今まで知らなかったことを一つ会得する機会になるのかな?と思い、多少わずらわしい感じがするかもしれませんが、自分なりに、使っている言葉の意味や読み方、表現のニュアンスなどを説明しながら、今後書いていこうかな?と思います。
これまで、難しい字や表現を目にして「???」と感じていたのに、見捨てずに読み続けてくださった方、今後ともよろしくお願いします。



ちなみに・・・・



明らかにする
はっきりと疑う余地のない状態にする。明白にする
詳らか(つまびらか)にする
物事の細かな部分まで詳しく説明する


「漢字にはその言葉を表わす意味やニュアンスが含まれる」ということを知っていると、この言葉の違いも、辞書を引かなくてもある程度推察できますよね。
こういうことに対して真摯(しんし)でありたいと思うKissyです。



今回書かせていただいたことの中に「あなたもそのくらいの事は理解してください」という見下した意図や表現を汲み取られる方もいらっしゃるかと思います。けれども本当に誤解のないように・・・そんな風に人に物事を強要できるほど、Kissy自身、言葉に対する正確な知識や教養を持っている自信などないのです。あくまで「自分自身に課している」だけです。


関連記事